粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

地方競馬のプライドを救ったヒガシウィルウィン

水曜日の競馬の結果

大井競馬「ジャパンダートダービー」…カスP 三連複3,050円的中(11点)

逆神の権兵衛 三連複3,050円的中(10点)

1着 4番ヒガシウィルウィン(5番人気)カス△ 権◎

2着 8番サンライズソア(4番人気)カス△ 権△

3着 3番タガノディグオ(2番人気)カス△ 権〇

勝ちタイム 2:05:8(良)/昨年の勝ちタイム 2:05:7(キョウエイギア・良)

レコードタイム 2:00:4

 

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カス:やよいさん、お訊ねしたいのですが…我々ふたりとも的中でプラス収支なのに、何故反省部屋に呼ばれるのでしょうか?

やよいさん:ジャパンダートダービーといえば、上半期GⅠのラスト、つまり予想対決の上半期クライマックスですよぉ。それをおふたりさん、ちゃんと理解してるんですかぁ?

権兵衛:ですからちゃんと当てたのですが…特に私はヒガシウィルウィンを本命に…

やよいさん:

しゃあらっぷですぅ!

ふたりとも、このクライマックスを盛り上げようという気はさらさらないんですかぁ?

なぁにがヒガシウィルウィン本命ですかぁ?馬券はチキンなボックス買いで、三連単ならともかく3,000円ちょっとの三連複当ててもちっとも面白くありませぇん!

東京ダービーを勝てなくても、交流GⅠのJDDを勝つ!そう信じて

7000勝ジョッキーの乗る馬と心中しようという侠気はないんですかぁ?

権兵衛:いくら何でも的場の馬と心中するのはちょっと…

それにプロデューサー、サンタンバとサザンオールスターに敬意を表するというなら、

サンタンバとサザンオールスター2頭軸の総流しをどーしてやらないんですかぁ?

カス:的場以上にそれはあり得ません……

やよいさん:ふたりとも、上半期のGⅠの成績はどうでしたかぁ?まじめに予想して当たらないか、当たってもしょっぱい配当しか得られないなら、せめて最後くらい

一発ネタかまして

華々しく

散りなさい!

 

全国のダービー馬が中央勢に怖れをなして出て来なかった「ジャパンダートダービー」を制したのは、地方のダービー馬で唯一参戦した「東京ダービー」馬・ヒガシウィルウィン。2010年マグニフィカ以来の地方馬「JDD」制覇以上に、地方は腰抜け、所詮中央の2軍と中央競馬のファンから嘲弄されても仕方なかったはずの今年の「JDD」、地方競馬のプライドをこの馬が救った。

私は南関にあまり詳しい方ではないので、実は本田正重という騎手はあまりよく知らないのです。ただ、戦国武将のような名前にインパクトがあったので、前々からその存在は知っていました。

実際、"田”と”多”が違うだけの、本多正重という戦国武将が実在しました。徳川家康後半生の股肱の臣・本多正信の弟。兄は智謀の士だったのですが弟は剛勇ぶりを織田信長にも賞賛され、槍一本で城持ち大名になれる素質を誰からも認められていました。ところが口が悪く、主君家康に対してすら容赦ないのだから、同僚たちとうまくいくはずがなく、家康にも嫌われ、やがて出奔。その後様々な大名家の許を転々とします。最後は1万石の大名になりましたが、死後2000石削減され、子孫は大名の座から旗本に格下げされた。どうもこれは正重本人の希望だったという説があり、大名になっても最後まで官位を拒み通した正重は、大名という格式が却って子孫を後々苦しくさせると考えたのかもしれません。兄の正信が死んだ翌年(1617年)に彼も世を去り、生きて甥の正純の運命を知ることはなかったのですが、家を保つという点では正重の判断は正しかったのかもしれません。

一方、正信の次男に政重という、よく似た名前の人物がいて、彼も前半生は叔父の正重と似ている。大河ドラマ天地人」にも登場したのですが、各地の大名家を転々とした末に直江兼続の養子となり、実子景明の死後、直江家を継ぐはずだったのですが、縁組は解消され上杉家を去りました。これは兼続が自身の家をわざと断絶させることによって、苦境にあった主の上杉家の負担を軽くする意図があったようで、直江家から追い出される形になっても、政重は兼続の思いを汲んだのでしょう、その際上杉家や直江家の家臣を多く引き取って出ていった。それからすぐ加賀百万石の前田家に迎えられて、以降は死ぬまで利常、光高、綱紀の三代に尽くし、子孫代々5万石の家老職に任じられましたが、その”加賀八家(金沢藩創成期に特に功績あった八つの家)"本多家を支えたのは旧上杉、直江家臣の子孫たちが中心でした。

閑話休題。話をジョッキーの本"田"正重に戻しますが、南関ではリーディング14位、地元船橋では3位。だから南関でも上位の騎手なのですが、地味な印象が拭えない。負傷した主戦が森泰斗だっただけに、不安が囁かれていた。ただ、私は本田への鞍上交替がマイナス材料とは思わなかった。森の不在は当日のアクシデントではなく、前々からわかっていた。当日「JDD」は赤岡、真島、中野が空いていたし、そこで敢えて本田に手綱を任せたからには、確かな勝算あってのことだと…と記すと格好いいのですが、まあ実際のところは、南関に疎いので特に違和感なく受け止めたということです。これが東海の馬であれば、騎手を一通り知っているだけに、例えば岡部誠が他の誰かに替わったら「おい、大丈夫なのか?」と不安になっていたでしょう。ちなみにS藤友則やY井友彦は、乗り替わり以前に彼ら自身に不安いっぱいなので、他の誰かに替わってもあまり差はないような。

レース後に本田は「JDD」の騎乗を告げられてから「毎日この日のことを考えていた」とプレッシャーを明かしましたが、直線に入ったときに4番手くらいで外を回せという陣営の指示を忠実にこなし、直線中央勢が激しい攻防を繰り広げていましたが、そこを外から猛烈な追い上げでかわし、最後クビ差でサンライズソアに先着。比較的乗りやすい馬だそうですが、何だかんだ言いながらプレッシャーに押し潰されることなく陣営の指示通りに乗った本田の胆力こそが、森の代打に指名された一番の理由のかもしれません。

今年の中央勢はレース後の各陣営のコメントから窺うに、1800メートルまではいけても、残りの1ハロンが微妙に響いたような感触でした。2~6着の中央勢が経験したダートで最も長い距離は「兵庫CS」の1870メートル。最後直線で激しい追い較べを演じたのですが、最後の最後でリミットに達して脚色が鈍り、そこを外からヒガシウィルウィンにかわされた。かくいうヒガシウィルウィンも「東京ダービー」で2000メートルを制しているとはいえ、父は典型的短距離馬のサウスヴィグラスサウスヴィグラス産駒で生産がグランド牧場とくれば、ラブミーチャンを思い出しますが、完全なスプリントのスペシャリストだった。ヒガシウィルウィンはサウスヴィグラス産駒の傑作であるとともに異端なのかもしれません。

遡ること7年、2010年に「JDD」を制した、ヒガシウィルウィンと同じく船橋所属(川島正行厩舎)だったマグニフィカは、その後は不振に喘ぎ、吉田照哉に見捨てられて笠松都落ちしてきた。笠松では「オグリキャップ記念」や「名古屋でら馬スプリント」等に出たものの、そこでもかつての輝きを取り戻すことはできず、今度は兵庫に流れる。その頃にはもう「JDD」馬の面影は欠片もなく、出走手当を得るためだけに酷使され続け、11戦連続殿負けという成績を残し、今年6月のC3を最後に引退しました。幸いにも引退後乗馬として第2の馬生を歩むことができたようです。

笠松競馬「サマーカップ」予想

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本題とは何の関係もないけれど、shugoro氏が撮影した、岐阜県の某市駅前のタイルマン。ちなみに隣の建物は派出所。

 

衝撃の結末だった「ジャパンダートダービー」の回顧は次回にして、笠松競馬「サマーカップ」の予想を。1400メートル。第11R。1400メートル。

昨年、一昨年は兵庫の馬が勝利。今年もトランヴェール、インディウムと強力な馬が来ました。トランヴェールは中央1戦0勝(競走中止)から兵庫に移籍。その後破竹の11連勝で、中には2着馬に2.3秒差というとんでもないレースも。しかし11連勝の後1年4カ月の空白。復帰後勘を取り戻しつつあり、前走は2着馬に1.4秒差。追い切りの動きも良かった。ただ、これまで最初の中央を除き、遠征したことがなく、当然笠松は初めて。小回りという点では園田と大きな違いはないのですが、明日木曜日の岐阜は曇りのち雨で降水確率60%。雨が輸送時間に影響を与えることも考えられる。地元と同じ力が発揮できれば勝ち負けでしょうが…。

兵庫ダービー」馬で、園田のホープと目されたインディウムはここ数戦、精彩を欠いています。どうも気性難が出てきたらしい。前走1700メートルで、1400への距離短縮は歓迎材料でしょうが、やはり問題は輸送競馬。

 

◎5枠5番 サルバドールハクイ(東川)

〇3枠3番 トランヴェール(兵庫・永島)

▲6枠6番 マルカンパンサー(名古屋・戸部)

△8枠10番 インディウム(兵庫・木村)

×2枠2番 セブンサムライ(島崎)

 

兵庫の2頭ほどのインパクトはないけれど、地の利があるサルバドールハクイを本命に。1400メートルは最も得意な距離。その1400メートルでも「笠松グランプリ」は全国区の壁に為す術なく屈しましたが、あれから半年の休養を経て、ここを目標に2戦叩き、中間の動きもだいぶ良くなってきた。同じ重賞でもここなら違う。昨年8月の「くろゆり賞」勝ち馬で、暑い季節は苦手ではない。今日「ジャパンダートダービー」を勝ったのはヒガシウィルウィン。東川が勝つだろう、というサインでもある…かもしれません。

買い目は三連複だと、トランヴェールが絡めば配当は心許ない。輸送や初コースに戸惑って従来の力を発揮できないということがなければ、スピードでこの馬がハナに立って、そのまま押し切ってしまう可能性も大。でも兵庫勢が人気を集めそうで、連複ではなく連単で、サルバドールハクイをアタマに据えればそれなりの配当が期待できそう。

三連単3、5→3、5→2、6、10で6点。馬単5→2、3、6、10で計10点。

 

その前の第10R「宵待草特別C-11」ではメモリージュネスに注目。この馬、まだキャリアは1戦1勝。といってもこのレースは2歳戦ではなく、古馬のレース。まあ、3歳の今頃ようやくデビューにこぎつけた、という馬はたまにいます。でもよく見ると…4歳。2歳か3歳にデビューし、初戦を勝った後長い休養に入ったのかも…と思いましたがデビュー戦は今年の6月26日。しかもC21組とはいえ2着馬に1.2秒差。4歳馬のデビュー2戦目、レースには73戦目になる5歳牝馬もいて、そういった歴戦の古馬相手にどんな走りを見せてくれるか?ちなみにデビュー戦の2着馬は同じ4歳牝馬でしたが、53戦0勝。3着馬は4歳牡馬で61戦1勝…デビュー戦だった馬に大差でやられるというのも、何か哀れな気がしないではない。

大井競馬「ジャパンダートダービー」(3歳交流GⅠ)予想

ジャパンダートダービー(JDD)」の予想を。2000メートル。第11R。20:05発走。

今年は結構難しい。というのも中央勢の勝負付けが決まっていない。ユニコーンS(3歳GⅢ)ではサンライズノヴァが圧勝しましたが、同馬をリゾネーターが伏竜S(3歳OP)で圧倒している。ところがそのリゾネーターは「兵庫CS」(園田・交流GⅡ)で、単勝1.4倍に推されながら4着。「兵庫CS」を勝ったタガノディグオは500万戦でサンライズノヴァに0.1秒差だったこともあり、ユニコーンSでは私が本命に推した(結果3着)サンライズソアも差はない。

一方南関からは「東京ダービー」1~3着馬が迎え撃つ。ダービー馬ヒガシウィルウィン、そのダービー馬を「羽田盃」で破ったキャプテンキングは中央時代、「ヒヤシンスS」5着。0.5秒差の勝ち馬エピカリスはドバイの「UAEダービー」で2着でした。中央から移籍初戦でいきなり南関の皐月賞ともいわれる「羽田盃」を勝ち、いつぞやの繰り返しかと思わせましたが、「東京ダービー」では「羽田盃」で0.1秒差2着だったヒガシウィルウィンが1.3秒差の大差をつけてひっくり返した。

 

<カスPの予想>

◎3枠3番 タガノディグオ(JRA・川島信)

〇7枠12番 サンライズノヴァ(JRA・戸崎)

▲6枠10番 リゾネーター(JRA・小幡巧)

△3枠4番 ヒガシウィルウィン(船橋・本田)

△5枠8番 サンライズソア(JRA・川田)

×4枠6番 キャプテンキング(大井・矢野)

?7枠11番 ブラウンレガート(大井・的場)

 

本命はタガノディグオで。「兵庫CS」はハマった感じの勝ち方で、小回り向きの馬ではないかとも思わせたのですが、中央の広い競馬場のレースでも遜色ない。ただ、典型的捲りタイプで、上がり最速を幾度も出しながら勝ちきれないレースが多いのも、脚質のせいか。勝ちきれるかどうかわかりませんが、最後は確実に伸びてくるはず。ただ、内枠を引いたのは微妙で、外を回せば着は堅いが届かない可能性も大きい。無理にインに拘れば詰まる虞もある。川島がどう判断するか。

サンライズノヴァは、ユニコーンSでの勝ち方があまりに鮮やか過ぎる。おそらくあの圧勝劇で1番人気に推されるでしょうが、ここ最近1番人気の馬には裏切られまくり。

リゾネーターは前走は小回りが向かなかったし、癖のある園田コースは経験の浅い小幡には難しかったか。その点大井では見直せる。後述の岩崎と違い、引き続きチャンスを与えられた小幡巧。陣営の温情に報わなければ。

乗り替わりがどう作用するかわからないのがヒガシウィルウィンとサンライズソア。前者は森泰斗が負傷。船橋の名手の不在は痛いのですが、本田で大きく割り引く必要はないでしょう。降って湧いた大一番のチャンスで委縮して下手を打つ様な騎手であれば、そもそもここで任されない。後者は河内師がこれまで乗ってきた若手の岩崎を降ろした。残念ではありますが、特に乗り難しい馬には思えず、川田でも問題ないか。ただ、岩崎を降ろす以上、デムーロルメールを乗せるくらい非情に勝負に徹して欲しかった。どこか中途半端。

ブラウンレガートは「ニューイヤーカップ」ではヒガシウィルウィンと差がない競馬。3着だった「東京ダービー」では完全に離されましたが、2着キャプテンキングとは差がない。鞍上は大一番で底力を発揮するタイプ。もつれれば3着はあるかも。

 

買い目は3を軸に三連複4、6、8、10、12に流して10点。それからワイド3-11で計11点。

 

久しぶりの

万年負け組権八先生

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よォく聞けバカチンども。

JDDとはな

(J)ジャギ

(D)では

(D)ダメだ

ということだぞ。

つまりカスの予想なんぞ参考に

するなってことだァ。

これを

「腐ったミカンの方程式」って

言うんだァ。

今回それを応用して

JをJRAに置き換える。

つまり、本命は地方馬

 

<逆神の権兵衛の予想>

兵庫CSとの時計比較で見ると羽田盃好走組は十分勝負になるレベルと思われます。そうなるとJRA勢+東京ダービー1、2着馬は馬券圏内といえそうで、そこからの馬券の絞込みは交流重賞らしからぬ難解さと言えそうで・・・
 
◎3枠4番 ヒガシウィルウィン
前2走の時計からは能力的に足りる。着外過去1回の安定感と地の利から本命に推す。
〇3枠3番 タガノディグオ
初の地方小回りコースでの快勝は収穫。直線延びるのはプラスで差し効く大井で更に。
▲7枠12番  サンライズノヴァ
 前走の差し脚は強烈。地方コースへの対応鍵も長めの直線生かせる展開は想定内。
△5枠8番  サンライズソア
ユニコーンS完敗も2走前から見限れず。川田が積極策に出るようなら煩い。
×4枠6番 キャプテンキング
東京ダービー完敗も逃げの手の2走前の成績は魅力。楽逃げ叶えば粘り込み十分
 
馬券は3連複で、 
3、4、6、8、12
のボックス計10で参ります。
ちなみに先週のスパーキングレディーカップは、ホワイトフーガ本命にして流し買いで撃沈しましたorz。

地方競馬のダービーって、「JDD」以外に2つしかないの?

最近、「睡眠負債」という言葉があちこちで採りあげられ、私などは「睡眠多重債務者」で、週に半分は5時間ちょっとしか睡眠をとれない状況が半年近く続いているのです。午前4時に布団に潜り込み、午後9時半までせめて睡眠の"質"だけでも…と眠っていたら、8時前に携帯電話のメール着信音で起こされた。

 

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予想メールを送りたかったのですが、スマホデビューで使い方がいまいちわかりません(笑)

このメールを打つのに5分ぐらいかかってます。

カフジテイクの末脚に期待と言いたいのですが、ベストマッチョの先行逃げ切りに期待です。

 

結局このメールですっかり目が覚めてしまったわけで。いつも最後方のカフジテイクは、福永が"いつもよりは"前に位置取ったのですが、そうすると追い出しでどこかもたついてしまい、結局は勝ち馬を捕らえきれず2着。ベストマッチョはまるで空気。

ちなみに奥方には真夕さんがこんな写真を。某球場前のドンキホーテらしい。

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―おりしもワースト記録を塗り替えたばかりの状況なのに・・・?と内心不思議でしたが、結構な売れ行きのようでして、弱い時こそ応援するのが本当のファンということなのだと思い直しました。
ぜひモリアテ教授の奥様に購入をお勧めして下さいませ。
(もう、お持ちかもしれませんが・・・)

 

今年は中日ドベゴンズが最下位確定かと思いきや、別次元で弱過ぎるチームがふたつもあるので、相対的に浮上して、DeNAとAクラス争いまではじめてしまった。

 

さて、最後にちょっと競馬の話。水曜日の大井の「ジャパンダートダービー」の出走表が出ましたが……。

地方競馬のダービーって、

東京ダービー東海ダービー

しかないの?

14頭中、中央馬7頭に「東京ダービー」1、2着馬を含めた南関勢5頭。それから「東海ダービー」2、3着馬。

NARの「ダービーシリーズ」で「ダービー」と認められているのは8レース。「東京ダービー」は1、2着、他のダービーは1着馬が優先出走権を与えられる。フルゲートは16頭で、中央7頭、東京ダービー1、2着馬、そして他7場のダービー馬7頭で争われることを前提にしているはず。地方のダービー馬すべてが「JDD」に集まるのは簡単ではないにしても…これは幾ら何でもひどすぎる。

東海勢は2頭出るにしても、肝心の「駿蹄賞」、「東海ダービー」を連勝したドリーム何とかは尻尾を巻いて逃げ出す有様。東海のクラシック2冠馬はこの程度かと思うと、幾ら名古屋に愛想を尽かした身としても、さすがに悲しくなってしまう。今回厳しい戦いを承知の上で出走するサンタンバを管理する今津勝之師とオーナー大西優氏、サザンオールスターを管理する今津博之師と小菅誠オーナー(ともに名古屋)には敬意を表したい。

確かに「ジャパンダートダービー」は中央馬が7頭がいて、レベルが高い「東京ダービー」以外のダービー馬は、上位に喰い込むのは至難。「スパーキングレディーカップ」のウリャオイで、上位を望めない交流重賞は却って馬を損耗させると述べましたし、オリンピック精神で馬に遠距離輸送の負担を強いるくらいなら、休養させて秋の地元の重賞に備えた方が戦術的には利口でしょう。でも、やっぱり「ダービー」は、各地のダービー馬が一堂に会して欲しい。中央のダービーにあまり関心がなくなった分、せめて地方の「ダービー」で、馬券の当たりハズレとは別次元のお祭り気分を味わいたいと思ったのですが…。地方競馬の苦境からの巻き返しも、こういうところで水をさされてしまうのです。

西村栄喜も忘れちゃいません。

木曜日の競馬の結果

川崎競馬スパーキングレディーカップ」…ハズレ

1着 7番アンジュデジール(2番人気)〇

2着 10番ララベル(4番人気)△

3着 4番タイニーダンサー(5番人気)▲

 

単勝1倍代の馬を吹っ飛ばすことが最近の競馬のトレンドなのか?立て続けにこういうことが起きるとさすがに馬券を買う気も萎える。というわけで今週も中央はケンですが、来週の「ジャパンダートダービー」と笠松「サマーカップ」はさすがに無視できない。ちなみにこの前のホッカイドウ競馬、これも単勝1倍代のアウヤンテプイを吹っ飛ばしてくれた石川倭、「スパーキングレディーカップ」と同日の重賞で私は買っていない「星雲賞」、単勝1.1倍のオヤコダカではちゃんと勝ちやがった。何かムカつく。

 

先日、宮平に触れましたが、同じ元荒尾の騎手で船橋に在籍する西村栄喜について、真夕さんが彼に関する写真を送ってきてくれました。

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西村は荒尾では多くの重賞を制したものの、地方競馬の中で荒尾はマイナーな存在。900勝以上挙げ、韓国のクラシックを制しても知名度は全国的には高くなく、南関の船橋では厳しいのではと思っていました。船橋が駄目だった場合の移籍先には名古屋も視野に入れていたそうですが、船橋に所属。懸念していた通り、南関ではなかなか乗り鞍に恵まれない日々が続きました。荒尾のリーディングで「WSJS」にまで出場した杉村も、初年こそ目立ちましたが以降は尻すぼみ。同じマイナーな競馬場でも、北から南まで各地で活躍する元福山の騎手たちとは対照的に苦しい立場にたたされる騎手が多かった。佐賀の岩永も、決して恵まれた環境ではありませんでした。

西村は、所謂底辺の騎手にお決まりの調教要員だったのですが、決して腐らなかった。それが報われ、調教で乗っていたタイムズアローで2016年5月の交流GⅠ「かしわ記念」に出走、8番人気で6着(12頭)。そして10月に浦和の重賞「埼玉新聞栄冠賞」を勝利。杉村、吉留と南関に移籍した三人の中で最初に南関の重賞を制しました。ただ、今年の「報知グランプリ」で1番人気に推されながら11着に敗れたのは痛かった。順当に勝っていれば以降も乗れたかもしれないのですが…。

真夕さん曰く、同じような立場の騎手が調教師に転身し、その分乗り鞍が少しながら増えてきたそうで。そういえば調教要員として扱われていた騎手は、調教師に転身すると早々に結果を出すことがある。中央でも、こんな騎手いたっけ?と言われそうな元騎手の調教師が開業して早いうちにGⅠを制したりしている。調教師は自ら馬を調教するよりも、厩舎という中小企業の経営者という側面が強い。調教技術よりもむしろ、厩務員たちスタッフと行動をともにする時間が長い分、彼らとうまく仕事をする方法が自然と身についた結果だと思います。

 一方で元スター騎手だった調教師は、松永幹夫師や角田晃一師が結果を出しているのですが、それ以外は…結果を出せないというより、いない。

本来ならそろそろ後進に道を譲るべきベテランが未だ現役にしがみついているのもその一因のような。西より東にそういった騎手がちらほら。武幸四郎が調教師試験に合格し現役引退しましたが(厩舎はまだ未開業)、それも栗東の騎手。東のベテランたちは騎手という立場に固執しているのか、それとも調教師試験になかなか合格できないのか?ルメールデムーロ栗東所属で、美浦には彼らに引導を渡す存在がいないというのもあるかもしれません。

川崎競馬「スパーキングレディーカップ」(牝馬交流GⅢ)予想

宮平、頑張ったけど…3着かぁ。テイエムシャンパンはレース振りから、抑えて番手で控えるよりも気分よく逃がした方が 持ち味が活きるのかもしれない。今回の宮平の戦法は悪くなかったと思います。ただ、逃げるというのは卓越したスピードがなければ最後は捕まる運命だし…。

 あと、アウヤンテプイについては映画館でクソつまらない映画を見てしまい、カネ返せと文句言いたいのと同じ心境。

 

川崎競馬スパーキングレディーカップ」の予想を。1600メートル。第11R。20:10発走。

そういえば4月に川崎に行ったとき、誘導馬を見たのですが、

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すごい派手な飾り立て。これらの装飾の費用は馬主さんたちがお金を出し合って工面するとか。

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こちらは笠松。一昨年の秋、山崎真輝元騎手が笠松競馬場で結婚式を挙げたときのエクスペルテ。

 

閑話休題笠松からは毎度毎度のタッチデュールと3歳馬ウリャオイが出走。ウリャオイっておかしな名前だと思っていたのですが、アイドルグループ<ももいろクローバーZ>のファンの掛け声らしい。

 
ももいろクローバーZ overture (歓声入り)

3歳馬ということで52キロですが、6月14日の「関東オークス」(7着)からの出走。「新緑賞」、園田「のじぎく賞」ともに3着と力はあるのですが、軽量でも古馬一線級相手のここでは到底太刀打ちできない。「関東オークス」に出た時点で先週の「クイーンカップ」という選択肢はなかったのですが(某〇ースケアは別として)、将来がある馬だけに、無駄にすり減らすような交流重賞連戦などは避け、慎重にレースを選んで大事に使って欲しいというのが正直なところ。

兵庫のトーコーヴィーナスは、昨年大井の「レディスプレリュード」(牝馬交流GⅡ)で2着に連対しながらも、「JBCレディスクラシック」を回避。同レースから一週間後の地元の牝馬重賞でまさかの2着。必勝のレースを落としてしまった大山に業を煮やしたか、その後船橋クイーンカップ」(牝馬交流GⅢ)では田中学を起用したのですが、鞍上強化どころかこれが大失敗。序盤から醜態を晒してブービー負け。半年の休養を経て鞍上を大山に戻して地元A1で2着とそこそこの滑り出し。一度勢いが止まってしまった後だけに半信半疑なところもありますが、叩いた上積み次第では上位進出も。

 

◎2枠2番 ホワイトフーガ(JRA・蛯名)

〇6枠7番 アンジュデジール(JRA横山典)

▲4枠4番 タイニーダンサー(JRA・内田博)

△7枠10番 ララベル(大井・真島)

△8枠11番 サクラフローラ(JRA・戸崎)

×1枠1番 トーコーヴィーナス(兵庫・大山)

 

関東オークス」2着で斤量52キロのアンジュデジールが人気するでしょうが、前走から間隔が詰まっているしこれまで休みなく使われ続けてきただけに、見えない疲労が蓄積しているかもしれません。本命は、アンジュデジールより6キロ重いトップハンデ58キロでも、余裕あるローテをこなし、結果を出し続けているホワイトフーガを。58キロは2走前、船橋マリーンカップ」(牝馬交流GⅢ)で勝っている。「TCK女王盃」(大井・牝馬交流GⅢ)では3着でしたが、相手関係から馬券圏外は考えづらい。

タイニーダンサー、サクラフローラは強調できるところもありませんが、とりあえず中央馬は抑えておこう、と。こういう目立たない中央馬を切って痛い目を見たことは幾度もあるだけに。ララベルは「クイーン賞」(船橋牝馬交流GⅢ)10着とアテにしづらいところもありますが、「JBCレディスクラシック」除外の影響だと目を瞑ることもできる。川崎は重賞を2戦2勝。

買い目は2を軸に三連複1、4、7、10、11に流して10点。面白みのない買い目ですが、アンジュデジールがコケればそこそこに配当がつくのでは?逆に同馬が絡めばトリガミは必至。

笠松の新人騎手・渡邊竜也について。

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都議選の夜、

涙目なこの人物に何故か

妙な親近感を

覚えてしまったのは

どうしてだろう?

でも加計の件はちゃんと説明しろよ。

 

久しぶりの更新です。

オッズパークのHPで笠松の新人騎手・渡邊竜也のインタビュー記事が掲載されていました(更新されましたが現在もバックナンバーで閲覧可能)。

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渡邊は船橋出身。JRA競馬学校とNARの教養センターの両方を受験、JRAの方は落ち、NARの教養センターに合格したので地方競馬への道を歩んだとか。教養センター時代は辛く苦しい日々だったそうですが、競馬学校と教養センターの違いは、競馬学校は狭き門を潜って入学しても、そこからまた厳しい振るいにかけられる。志半ばにして競馬学校を去る子も多い中、卒業して晴れて騎手になった顔ぶれを見るに、騎手の2世や関係者の子弟ばかり目立つ。余程センスがあるか、競馬界に繋がりを持っていなければ生き残れないということか。繋がりといっても、その有無で教官からの評価に今流行りの「忖度」が加えられるかどうかというわけではなく(多分)、生徒の内面に「支え」の有無として影響してくる。藤田菜七子は技量の上ではどうかわかりませんが(私は中央の平場戦はもう殆ど見ないので)、卒業に至るまでしがみついた意志の強靭さという点は評価に値するものを持っているのでしょう。

渡邊は可愛がってくれた祖父が大の競馬好きというだけで競馬関係者との繋がりは皆無、同期には後述しますが南関のレジェンドの「肝煎り」もいたりする中、将来にアテがない、なかなか未来像が描けないということは、辛い教習生生活を耐え抜く中でひどく心細かったはず。これがJRA競馬学校であれば最後まで耐えきれなかったでしょう。

出身が船橋といえど、南関は誰が見ても抜けているとわかるセンスか、強力なコネでもなければ乗り鞍を確保することすら容易ではない。なかなか所属先が決まらない渡邊に教官が、廃止時の荒尾より騎手の数が少なかった笠松を薦めました。騎手が少ない分、他の競馬場に較べてチャンスが多く貰えるのではないか、と。

笠松には数年前、藤田という若手がいて、確かに騎乗"数"は多かったのです。ただ、その”質”が問題で、殆ど馬場掃除係。確かに当時の私が見て藤田の力量は必ずしも優れているとは言い難かった。それでも10年耐えれば何とかなるのが笠松…とはいえ、当時の笠松は賞金が3着までしか貰えないという有様で、ベテラン騎手たちも若手の面倒を見る余裕がない、自分だけで精一杯という渇々の状況。10年耐えようと思わせるだけのものがなかったのも事実。結局藤田は辞めてしまいました。彼自身の問題もあったかもしれませんが、時期が悪かったし、何より私は所属厩舎、先輩騎手含め当時の競馬場全体が藤田を育てることに失敗したと思っています。

尾島、花本、湯前が調教師に転身。佐藤は本気度はともかく中央騎手を目指している。向山、東川はもう若くない。昔は笠松も、入って来る新人も多かった半面、数年で辞めて去っていく若手も多かった。2003年に廃止の危機が顕在化する以前で、辞められてもすぐ補充できたということでしょうが、今は事情が全然違う。ここで新人騎手が育たなければ、設備を新しくしても、限界集落ならぬ限界競馬場と化してしまう。

だから渡邊に関しては、とにかく定期的に勝ち負けのチャンスある馬に乗せて欲しい、と所属厩舎の奥さんにお願いしました。はじめのうちは先輩騎手との激しい凌ぎ合いで屈することも多々あるでしょうが、そういったことも経験しないと上手くなれない。それに渡邊が多少なりとも活躍するようになれば、笠松に所属しようという教養センターの教習生も増えてくるはず。

別に私の願いを先生方が聞き容れてくれたわけではないでしょうが、それ以前に既にわかってくれていたのかもしれません。色々な先生が渡邊に勝ち負けできる馬を託してくれた。一方、川崎では「鉄人」佐々木竹見氏肝煎りの櫻井光輔がデビュー、チャンスを活かせない渡邊を尻目に勝利を重ねたのですが、現在は…

 

渡邊 10/21/12/29/26/56/154戦 6.5/20.1

櫻井 7/8/11/14/8/89/137戦 5.1/10.9

 

左から1着、2着、3着、4着、5着、騎乗数、勝率、連対率の順。

無論、これをもって渡邊の勝ちとは言えません。櫻井が、いくら佐々木竹見氏が後見人といっても、それだけでいい馬が集まってくるほど南関は甘くない。もし渡邊が船橋に所属していれば、未だ片目すら開いていないかもしれない。渡邊で気になるのが、2着の多さ。連対率が高いといえば聞こえはいいのですが、実際は1番人気の馬で2着に敗れているケースが結構多い。そつなく乗れるが詰めが甘いといったところか。

それから大井の藤田凌も7勝。園田の田村が4勝、長谷部が2勝(浦和の赤津はアクシデントでもあったのか未だ出走なし)。現時点では勝ち星では渡邊がトップも、勝率では藤田が8.8%とトップ。80戦で7勝というのは、少ないチャンスをしっかりものにしているということで、そこは渡邊も意識して欲しいところ。笠松から最優秀新人騎手が出てきてくれれば嬉しいのですが、下半期の櫻井、藤田の追い上げが気になります。

ちなみに渡邊、尊敬する騎手は藤原幹生(兄弟子)。こう言っちゃなんですが…

勝負どころで弱いのは

尊敬する兄弟子の

影響ではなかろうか?

 

明日のホッカイドウ競馬、ミヤが最終レースにテイエムシャンパンで出走。

 

◎2枠2番 アウヤンテプイ(石川)

〇6枠6番 コールサインゼロ(五十嵐)

▲8枠8番 テイエムシャンパン(ミヤ)

△5枠5番 キングカラカウア(阪野)

 

買い目は馬単2→5、6、8と8→2、馬連で8-2、5、6の計7点。