粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

日曜新潟メイン「アイビスサマーダッシュ」(GⅢ)予想

 

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昨日(金曜日)、花本と湯前のラストランを見届けるべく、笠松競馬場に行ってきました。(写真の白の帽子、1番のゼッケンが最終R、ウォースピリッツに乗る花本)。

 

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ちなみにこの写真、知っている方は知っていると思うのですが、違和感ありませんか?笠松競馬場のある名物(?)が消えてなくなっている。それについて、耳を疑うような衝撃的事実を知ったのですが、それを含めて当日の愚痴…もとい観戦記は週明けにでも。

 

前回、「Gallop」誌のエッセー大賞で、笠松競馬の場立ち予想屋「大黒社」の一岡浩司氏の作品が、井崎脩五郎氏の絶賛を受けながら、文章が稚拙だということで「奨励賞」に留められたという話をしました。どうも文章が稚拙だと手厳しい評価を下したのは文芸評論家の高橋源一郎氏らしい。この御仁、かつてフジテレビ系の、夏の小倉開催中継のレギュラー出演者だった。私の住んでいる地域は東海地方なので、当時放送されたのは新潟や函館、札幌ではなく西の小倉のスタジオだったのですが、爽やかなわたせせいぞうのアニメーションのオープニングの後で、やる気なさそうな緩みきったオッサン―言うまでもなく高橋源一郎氏―がスタジオに座っているのが映って、オープニングとのギャップが非常に笑えた。

エッセー大賞選考の高橋氏の厳しい評価については、私はそれはそれでいいと思います。述べたように、朝日新聞御用達の文芸評論家が絶賛するような洗練された文章で笠松競馬を語っても、それは誰かの選挙応援の失言じゃないけれど、「厚化粧」で、「大賞」を獲ってもそれは本当の大賞ではない。一岡氏の文章がまさに素顔の笠松競馬なのです。素顔の笠松競馬が大賞に相応しいかと問われれば……昨日も含めて、行く度毎に赤ちゃんのお尻のようにツルツルになるまでケツの毛を抜いてくれる競馬場が、大賞に相応しいなんて言えるワケねえだろ!、と。地方競馬は当り易い、なんてあれはウソです。まやかしです。

 

高橋源一郎氏については、その政治的立場から毛嫌いしている人も多いでしょうが(ちなみに政治絡みで高橋氏を批判するコメントをここに書いても、鬱陶しいのですぐ削除します。あしからず)、実は私は彼の評論やエッセーを結構読んでいたりする。数年前、彼のエッセーをまとめた本を図書館で読んだことがあるのですが、その中で、お婆さんが死ぬ前に一度セックスをしたいということでアダルトビデオ(当時はDVDではなくVHSテープ)に出演したことに、ひどく感動したという話があった。私の記憶は曖昧なのですが、「妖怪好色ババアVS超上級者」といったハルマゲドンな代物ではなく、ビデオの前半は、そのお婆さんの人生が本人の口から語られ、夫か許嫁かが戦争で出征してそこで戦死したとか何とか、結構シリアスだったような。それからコトに及ぶわけですが、さすがにプロの男優も、明日ポックリ逝くかもわからないようなお婆さん相手では悪戦苦闘。でも、高橋氏はそのお婆さんに心の底から感動をおぼえたらしい。老いても、いやむしろ老いているからこそ、真剣にセックスという「生命の営み」を求めるお婆さんの生命力の輝きと尊さに感動した…ような話だったと記憶しています。とにかく高橋氏がドキュメンタリーとしてそのアダルトビデオに感動したのは確かで、テープをダビングして知人たちに配っているというのが最後のまとめだった。価値観や感動する対象は人それぞれで、高橋氏を全面否定する気はないのですが、配られた方はさぞかし迷惑だったのでは。それ以前に…

高橋さん、あんたのやってること

明らかに法律違反(著作権法違反)ですぜ

というのが、私がそのエッセーを読んでの感想だったわけで。

 

 さて本題。アイビスサマーダッシュの予想を。新潟名物芝直線1000メートル。実のところ私にとってはあまり相性の良いレースではないのですが、夏競馬をやる以上、このレースは避けて通れないような気がするのです。

このレース、外枠の先行馬有利という傾向がはっきり出ています。特に13番枠より外が好成績を収めているのですが…今年は13頭しかいない。傾向データからすると、大外13番枠のネロ以外にないわけです。シルクロードS(GⅢ)4着、古馬になってからOP2勝で新潟千直は(2.2.0.0)と連対率100%。ただ、ちょっとお膳立てが整い過ぎている感が拭えない。名前のせいか、悪魔の囁きのように聞こえてくる。ちなみにネロは暴君として悪名高いのですが、殷の紂王のような救いようのない暴君ではなく、立派な功績も残している。ただ、功罪の振り幅があまりに大きいのと、キリスト教を迫害したこと―特に初代教皇とされるペテロを処刑したことで、キリスト教社会での評判はすこぶる悪いのです。母や妻を殺害してしまったのは精神的に不安定な面の顕れかもしれませんが、馬のネロは成績が安定していて、おそらく精神的にも安定した、操縦し易い馬なのでしょう。

2014年も少頭数で、13頭立てが、大外13番枠の馬が除外になり12頭立てなっても、10番、11番の馬が馬券圏内に来た。少頭数でも外枠有利ということです。ただ、外枠だからとんでもない馬が突っ込んできて配当を荒らすというわけでもなく、外枠で尚且つそれなりに支持されている馬が上位に来ます。従って、極端な穴狙いは禁物。

 

本命は…ネロで仕方ない。この馬だけに限らず、ヨハネスブルグ産駒は新潟芝は滅法得意というのもある。データ的には非の打ちどころがなく、休み明けとはいえ中間の動きは抜群。この季節、追い切りで張り切り過ぎると本番でヘタレやしないかと一抹の不安もあるのですが、この馬が吹っ飛んでしまったら、運がなかったと諦めるしかない。

 

対抗に昨年覇者ベルカント。休み明けのCBC賞(GⅢ)で3着は上々ですが、休み明けで好走すると、2走ボケするのではないかという懸念もつきまとう。この馬自身、人気を背負ってコケるときも多く、レースの格が違うとはいえ手堅いネロとは対照的。それに昨年は14頭中の13番枠だったのに対し、今年は4番枠。とはいえ鬼門としか言いようがない5~8番枠よりはマシ。

 

単穴アットウィル。前走福島のOP特別4着で、そこから中一週。成績を見たところ、崩れないけれど弾けない、という印象があり、1番人気を3度連続裏切り、3番人気で勝って、また1番人気だった前走で敗れるというのは閉口してしまいますが、3連続で1番人気を裏切ったときも、馬券圏外に沈むことはなかった。他のコースだったら、重賞では足りないと切るのですが、新潟千直という特別な舞台なら、一変あるかも。

 

あと注意する馬にプリンセスムーン。前々走駿風S(1600万)、前走韋駄天S(OP)と新潟千直連勝。この2つのレースはアイビスSDの前哨戦的存在なのですが、あまり成績が直結しないという印象があります。連勝した2戦は13番枠、16番枠とともに外枠。しかし今回は鬼門の6番枠。4走前、5走前も新潟千直で結果を出していて、新潟千直のスペシャリストということで人気しそうですが、見方を換えるとそこ以外はいまひとつ冴えない。重賞だけにあまり新潟千直の成績だけにとらわれない方がいいかも。

 

ローズミラクルは韋駄天S3着。枠を考えれば勝ったプリンセスムーンから0.2秒差、2着ネロとアタマ差は上出来。ただ、今回は同馬との斤量差は2キロから1キロに縮んでいて、それがどう影響するか。今回は外枠ではないものの、プリンセスムーンよりはマシな枠。

 

穴馬指名にファンデルワールス。気になるのはブリンカー装着で新潟千直に初挑戦すること。先行力はあるけれど、弾けず掲示板で終わってしまうのは陣営曰く、集中力が最後まで続いてくれないかららしい。1000万条件の身でここに挑む以上、何か手ごたえを感じ取っているはず。馬具を着けた緒戦は買い。何よりこれまで3戦乗ってきた嘉藤が新潟にいるのに、今回西田を乗せてきた。西田は2010年ケイティラブでこのレースを勝っている。そのときはフルゲートで5枠9番と、決していい枠ではなかった。狙っていなければ、嘉藤を続けて乗せているでしょう。さすがに1000万すら善戦どまりな現状、西田よりいい騎手を確保できなかったというのが実際なのでしょうが、陣営の勝負気配を感じました。勝ち負けはともかく、3着なら。

 

 ◎8枠13番 ネロ(内田博/2番人気 3.6倍)

〇4枠4番 ベルカント(デムーロ/1番人気 2.1倍)

▲7枠11番 アットウィル(蛯名/4番人気 10.6倍)

△5枠6番 プリンセスムーン(北村友/3番人気 5.2倍)

△3枠3番 ローズミラクル(吉田隼/5番人気 19.8倍)

×5枠7番 ファンデルワールス(西田/10番人気 54.1倍)

 

買い目は13を軸に三連複3、4、6、7、11に流して10点。

あと、印は回らなかったものの、ファンデルワールス同様ブリンカー装着で初の新潟千直に挑む9番サトノデプロマットと13番のワイドで計11点。