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粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

花本正三、湯前良人騎手ラストラン

<前回までのあらすじ?>

花本正三、湯前良人両騎手の引退(調教師転身)セレモニーに立ち会い、「大黒社」一岡浩司氏の「Gallop」エッセー大賞「奨励賞」受賞を祝うべく、笠松競馬場に車を走らせたカスPだったが、途中道を間違えてしまい20分以上ロス、結果セレモニーに間に合わなくなってしまう。更には、途中コンビニでのし袋を購入し、僅かながらもお祝いを包んで一岡氏に渡すはずだったが、肝心の「大黒社」がお休み。ちなみにコンビニでのし袋と一緒にレジに出したのが、

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だったことは、決して誰にも知られてはならない秘密事項である。

かつて笠松競馬場の名物(?)だった鉄塔が撤去された理由を知るべく、「愛馬会」売店で聞き込みをしたところ、笹野調教師夫人から驚くべき証言を得る。何と年末にターフビジョン(芝のない競馬場で"ターフ”ビジョンというのもヘンだが、"ダート"ビジョンという呼び名もあまり聞かないので)が設置されるというのである。セレモニーには間に合わない、「大黒社」も不在となれば、せめて馬券で儲けないことには割に合わない。というわけで早速馬券勝負に挑むのだが…。

 

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最初の第7R、花本は1番人気アーリーズベルで勝利。三連単で勝負し、1着、2着まではよかったものの、3着に森島鞍上の伏兵馬が突っ込んで来てハズレ。第8Rは吉井のキョウワディアナを1着固定に馬単三連単勝負で挑むものの、またもや森島、それから東川に阻まれ3着でハズレ。

第9Rはその東川鞍上の3歳牝馬メガホワイティ単勝1点で勝負。これまで重賞戦線で勝ち負けにこそ至りませんでしたが、「東海ダービー」4着等、手堅く収めて崩れることがなかった。古馬相手でも一般戦ならと思ったのですが…見せ場なく4着。この馬、これまで同様、今回も中団で伸びずそのまんま。良くも悪くも相手なりで同じレースを繰り返す馬なのか、それとも東川の騎乗に工夫がないのか。そして6番人気で単勝6,740円のスパゲッティ―が勝利。2着が3番人気で馬単66,310円。スパゲッティ―の鞍上は筒井

 

第10R、湯前良人最後のレース。最後のパートナーはケージーアケボノ。元福山在籍馬で、福山の馬券も買っていた私はその頃から知っていた。そういう縁で今から1年前の昨年7月24日、4番人気ながら1着固定で三連単勝負をしたら見事勝利し、私に初めて笠松での万馬券をもたらしてくれた馬なのです。そのときの鞍上も湯前。たまに他の騎手が跨ったときもありましたが、笠松に移籍してからほぼずっと湯前が乗っている。「東海」紙は、まったくの無印でしたが短評に「鞍上魅力」。

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 少額ながら単勝馬券を買って応援。そういえば、昔、笠松の最終レースで「東海」紙が、5番人気くらいの馬を本命に推していて、だったら最後はコイツで勝負してやると単勝1000円買ったらその馬が勝ち、単勝10倍以上ついて一気に負けを取り返したことがありました。ヒルノ何とかという馬だった記憶がありますが、そのときも鞍上は確か湯前でした。あまり目立つ騎手ではなかったのですが、実は彼が笠松の騎手の中で一番私の馬券に貢献してくれたのかもしれません。

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道中中団内で脚を溜め、最後に末脚で勝負するはずだったのでしょうが、勝負どころで思ったほど伸びてくれず、結局見せ場も作れないまま9頭中7着と大敗。有終の美は飾れませんでしたが、勝負に出ての納得の負け。

ちなみにこのレースも勝ったシンゼンライカーの鞍上は筒井。花本が勝った第7Rも筒井は2着。この日は筒井無双と見た!第10Rは、オヤカタという2走前まで中央500万クラスを走っていて、笠松転入初戦を快勝した馬に騎乗。単勝1.5番で断然1番人気。ここはこの馬アタマで絞って馬単勝負!

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そして…

 お約束すぎる2着!

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勝ったのは、第9Rでメガホワイティ単勝1点勝負で4着に沈んでくれた東川が乗っていたグラーデ。

お前ら絶対グルになって

俺をハメようとしているだろ!

こんな慈悲の欠片もなく毟り取るばかりの競馬場、応援していいのかとそのとき本気で思いました。

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今日も頑張るエクスペルテ。でも顔はこんな暑い中やってられねぇ、とっとと帰りてぇ感で満ち溢れております。

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朝から何も食べておらず、腹は減っていたが暑いのでいまひとつ食欲が湧かない。それでも最終レースに近づくにつれ、だんだんと涼しくなり、少しは食べる気になってきた。まあ夕方近いので串もの4、5本で軽く済ましておくかと思ったのですが、店仕舞いも近いとあって、店のお婆ちゃん何だかんだとサービスしてくれて最後こんなになってしまった(ちなみに写真は1本食べかけ)。全部食べて、美味しかったのですが、しばらくして胃もたれが……。

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そして最終R「盛夏特別」。花本正三最後の騎乗馬はウォースピリッツ。3番人気で単勝3.7倍は、この馬にしては人気過剰。競馬ファンというのは常の有終の美、ラストランの勝利を望んでいるのです。オグリキャップのラストランが有馬記念の劇的勝利だったから、笠松ファンはその傾向がより強いのかもしれません。

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 レースは私の本命馬ベルベットメドウ(2番)が先頭に。ブログの予想では、前に行ってそのまま押し切るのもあり…と記したのですが、同馬が先頭に立つのを見て「まずいな」と舌打ち。というのもこの日の馬場は、差しが決まるというより、前が逃げ切れない。ハナに立った馬が余程抜きん出ているならともかく、上位拮抗型のレース。これでは苦しくなる。

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ウォースピリッツは後方待機、末脚に賭ける。実況も花本の動きに逐次目を走らせる。懸念した通り、勝負どころでベルベットメドウは後退。道中2番手、3番手にいたビービーガザリアス、ジャックポットの笹野厩舎の僚馬一騎打ちの様相。

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実況が励ますようにウォースピリッツの進出を訴えるが、注目を促す実況の声ほど同馬の末脚に勢いはない。前2頭で大勢は決し、そこから5馬身ほど後方、ウォースピリッツは、道中ずっとひとつ前にいたシンビオシスすらかわすことができず、ほぼ同じ脚色で、3着の同馬から4分の3馬身で4着。これが花本正三のラストランでした。

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結局最終レースもハズレ。タイムボカンシリーズの悪玉トリオの如く毎度毎度でトボトボ帰途につこうとすると、名残り惜しそうに入り口上の騎手一覧表の写真を撮っているファンがいたので、私も撮影。そういえば笹野師夫人に「乗り手が足りないのでは?」と問いかけたら、「全然足りません」と即答。一覧表からは、既に一番若かった藤田玄己の写真はなく、ここから更にふたりの騎手の写真が外される。調教師に転身とはいえ、競馬場の花形は乗り手。それが減っていくのは寂しい。立派なターフビジョンを設置するのは結構ですが、若い騎手候補生が笠松を選択してくれて、尚且つ残って活躍してくれる。そういった競馬場にしなくては、ターフビジョンも映し甲斐がない。花本、湯前両調教師には、馬だけでなく人も育てて欲しいものです。