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粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

笠松競馬「郡上賞」&岩手競馬「クラスターカップ」(交流GⅢ)予想

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昨年死去した随筆家の高田宏氏が、人間は「ホモ・フェスタ」であると著作の中で定義していました。20世紀前半のオランダの歴史家ヨハン・ホイジンガが人間を「ホモ・ルーデンス」と譬え、「遊び」こそが他の動物と異なる人間の本質であり,文化を生み出す根源だと定義したのを高田氏は更に進め、共同体の祭りこそが、人間の本質であると。確かに今でこそ一人で遊ぶ道具は幾らでもありますが、昔はそんなものはなかった。共同体の人たちが集まり音楽に合わせて踊ることにより、ともに喜び、それによって共同体としての結束を強め、力を合わせて厳しい日常を生きていく糧にする。昔は個人だけで生きていくなど到底できず、度重なる自然の脅威に、共同体として立ち向かっていくしかなかった。村落といった小さな共同体が、そのまま運命共同体だったのです。ヨーロッパのホイジンガが「遊び」こそが文化の根源とするなら、高田氏は「祭り」こそが文化―特に日本の文化―の根源と捉える。郡上踊りはまさにそれを体現したものといえるでしょう。

郡上踊りは戦国武将で郡上藩初代藩主・遠藤慶隆が始めたとも、「郡上一揆(宝暦騒動)」で金森家が改易された後に入った青山幸道が始めたとも伝えられていますが、元々は領内各地の農民たちの念仏踊りや風流踊りを、彼らがひとつの祭りとして纏め、それが現在の形になったのでしょう。遠藤にしろ青山にしろ、戦乱の世や大規模な一揆の後、荒んだ共同体の心をひとつに纏める必要に迫られていました。領民の心がバラバラでは共同体は成り立たず、共同体を単位として政治を行うことが藩政の基本だから、このままでは到底まともな政治は行い得ない。祭りは文化の根源であるとともに、殊郡上においては行政の根源でもあったのです。

見ていて面白いのが、文字通り老若男女、皆が一緒になって踊っている。ヨイヨイの爺さん婆さんから小学生、パツキンモンキーな兄ちゃんまで、周回する輪の中で真面目に踊っているのです。踊りというのは元は宗教儀式なのですが、ある意味宗教的な神秘さすら感じました。私は当初あっけにとられて見ているだけだったのですが、たまたま私が軒下にいた会場沿いの住居のお婆さんから、「郡上踊りは見るものではなく踊るものだよ」と言われ、私もチャレンジ。ちょうど斜め前の小学生を手本に踊りました。初めてなので見様見真似でちぐはぐなものですが、下手糞な余所者なのに、踊っていると共同体の中に自然と吸い込まれていくのだから不思議なもの。これこそが数百年にわたって続いた「郡上踊り」の力なのでしょうか。古典芸能のような一部の人間だけによる伝承ではなく、名もなき民衆によって自然に受け継がれたものだけが持つ力か。

節や拍子、演奏は録音ではなく、舞台の上でライブ演奏。節は交替で回していく(上から3枚目、4枚目の写真)。

私が踊ったのは「かわさき」と「春駒」。今日笠松競馬で「春駒特別」というレースがあり、クソ暑い夏の盛りに何で「春駒」なんじゃ?とレース名を見た人は思ったかもしれませんが、これは郡上踊りの演目のひとつ。13日から明日16日までは「徹夜踊り」といって午後8時から明け方まで踊りが続く。郡上踊りの一番の盛り上がりどころなのですが、お盆ど真ん中に有給くれなどと言おうものなら、上司に首絞められること確実で、私は8月7日に行った次第。「徹夜踊り」最後の16日は笠松競馬で「郡上賞」があります。このレースの予想を。1400メートル。第10R。15:55発走。

メンバーを見るに、名古屋のトウィンクルカラーが抜けている。地元名古屋のC-1で連続2着。特選とはいえ笠松のC-2では楽勝か?馬場が軽い笠松でも良績がありますがあくまでC-8クラス。陥穽があるとしたら出脚の悪さ。近走連続2着で勝ちきれないのもそこにある。ここ最近の笠松の馬場は行ったもの勝ちにはならず、後ろからでもチャンスはありますが、やはりあまり後ろだと届かない。過信して悠長に構えていると失敗するかもしれない。

 

本命はトウィンクルカラーで仕方ないか。本当は地元贔屓でラフレシアを本命にしたいところなれど、おそらくハナに立つのでは?今の笠松、先頭に立たされたら終わり、という印象がある。抜けた存在なら押し切れるのですが、道営から転入後2戦、いい形で連勝していても、相手が強力になる。トウィンクルカラーは出脚の鈍さが気掛かりで、序盤は後ろから数えた方が…の位置取りになるでしょうが、鞍上は早めで仕掛けてくるはず。そこで機敏に応えることができれば、馬場の軽い笠松でも。ラフレシアは隣のマインツがハナに立って番手で控える形が取れるなら勝機もありなのですが、ラフレシア先頭でマインツ番手なら、逆にマインツが有利になる。というわけで、対抗ラフレシア、単穴マインツ。勝ち負けまではどうかでも、C組上位でも崩れないアグリデジタルを△に。ケンガミネは先行力あり、C組上位のクラスでも好績を重ねていますが今回大外枠。同型が内枠に固まっていることから、これが良い方に転ぶ可能性も。つまりは内枠2頭が潰し合って外3番手辺りから漁夫の利を得て、しかもトゥインクルカラーが末脚不発というシチュエーション…ただ、ヤネがそこまで器用に立ち回れるかどうか?

 

◎5枠5番 トウィンクルカラー(名古屋・木之前)

〇1枠1番 ラフレシア(筒井)

▲2枠2番 マインツ(大原)

△4枠4番 アグリデジタル(丸野)

△8枠10番 ケンガミネ(山下)

買い目は5を軸に三連複1、2、4、10に流して6点。

三連単1、2→5→1、2、10で4点。計10点。

 

 

それから盛岡の交流GⅢ「クラスターカップ」。1200メートル。第10R。16:15発走。

昨年覇者ダノンレジェンドは、そのときは斤量56キロだったのですが、その後交流重賞を3つ勝ち、今回60キロの大台。59キロなら…と思うのですがさすがに60キロとなると…。58キロになると、そこから0.5キロが数字以上に重くのしかかるという話を本で読んだことがあります。つまり54→57よりも、58→58.5の方が馬にとってはキツイということ。

それでも本命はJRAダノンレジェンド。60キロとはいえ実績は群を抜いている。斤量があまりに嫌わればオッズも美味しくなる。中央勢の中では一番前走との間隔が短く、昨年と同じく「北海道スプリントC」(ホッカイドウ・交流GⅢ)から。昨年は3着でしたが今年は勝利。ただ、最後の坂で60キロがこたえるかもしれません。

対抗にJRAブルドックボス。54キロで、ダノンレジェンドと6キロ差はやはり大きい。交流重賞は「東京スプリント競走」(大井・交流GⅢ)4着に「かきつばた記念」(名古屋・交流GⅢ)2着。それ以来の出走となりますが、他の中央馬も結構ブランクが長い。14戦6勝、馬券圏外は「東京スプリント競走」を含め2度だけという堅実さ。左回りも坂があるコースも問題なしで、先行力も兼ね備えている。

単穴にJRAワイドエクセレント。前走がOP昇級2戦目の特別戦3着。2走前は8着だったからクラス慣れしてきたのかも。鞍上含めて未知の魅力がある。

△にJRAフォーエバーモアにマキャヴィティ。前走不振でしたが中央馬は抑えておくに越したことはないでしょう。

穴馬に地元岩手のラブバレット。昨年の「笠松グランプリ」で浦和サトノタイガーを抑えて勝利。今年は「かきつばた記念」6着、昨年4着だった「さきたま杯」(浦和・交流GⅡ)7着といまひとつの成績が続き、特に後者はサトノタイガーに先着されましたが、同馬は3着ドリームバレンチノから0.1秒差4着。昨年3着だったように、サトノタイガー同様地元なら好走するかも。地元戦ではしっかり結果を出している。

 

◎4枠5番 ダノンレジェンド(JRAデムーロ)

〇1枠1番 ブルドックボス(JRAルメール)

▲6枠10番 ワイドエクセレント(JRA・石川)

△3枠3番 フォーエバーモア(JRA・蛯名)

△7枠11番 マキャヴィティ(JRA・戸崎)

×8枠14番 ラブバレット(山本聡)

買い目は三連単1、5→1、5→3、10、11、14で8点

それから馬単1、5→10で計10点。