粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

レース前から勝利への拘りが違っていたダノンレジェンド

火曜日の競馬の結果

笠松競馬「郡上賞」…ハズレ

1着 3番ミツアキター(4番人気)

2着 5番トウィンクルカラー(2番人気)◎

3着 4番アグリデジタル(5番人気)△

 

岩手競馬「クラスターカップ」…三連単3140円的中(10点)

1着 5番ダノンレジェンド(2番人気)◎

2着 1番ブルドッグボス(1番人気)〇

3着 14番ラブバレット(5番人気)×

勝ちタイム 1:09:1(やや重)/昨年の勝ちタイム 1:11:1(良・ダノンレジェンド)

コースレコード 1:08:9

 

クラスターカップ」ですが、ダノンレジェンドだけが、本気でこのレースに挑んで来たように思えました。

1番 ブルドッグボス 5月3日 名古屋「かきつばた記念」2着→2着

3番 フォーエバーモア 4月13日 船橋マリーンカップ」5着→6着

5番 ダノンレジェンド 6月9日 ホッカイドウ「北海道スプリングカップ」1着→1着

10番 ワイドエクセレント  4月17日 中央「京葉S」3着→10着

11番 マキャヴィティ  4月17日 中央「京葉S」10着→4着

ダノンレジェンドは昨年同様、6月の「北海道スプリングC」を経由して「クラスターカップ」に挑んだのですが、ブルドッグボスは5月はじめの「かきつばた記念」、残り3頭に至っては4月半ば以来、4カ月のブランクがあるのです。

無論昔と違い、今は放牧中も育成牧場でしっかり乗り込まれていて、緩んだ馬体で出てきた馬はいなかった。でも実戦から遠ざかっていることに違いはない。一年の下半期を捨てるつもりでなければ、どうしてもこの時期に出るというのは休み明けにならざるを得ない。事情はわかります。ただ、陣営の頭の中に「休み明けでも交流重賞なら最低掲示板は確保できるだろ」みたいな甘えがあったことは否定できないはず。同じ休み明けの「叩き」なら、2桁着順になりかねない中央のレースより、幾許かでも賞金が手に入りそうな地方交流レース。もしこれが木曜日に行われる「サマーチャンピオン」なら、佐賀勢や高知勢はたかが知れているし…で通ったかもしれませんが、岩手、ホッカイドウは佐賀、高知や東海勢ほど弱くない。結果は2頭が掲示板から弾き出された。

ダノンレジェンドは60キロという酷量を背負わされましたが、昨年勝ったときと同様、「北海道スプリングカップ」を経由してきた。60キロという酷量を背負わされることはわかっていたでしょう。60キロ上等、出るからには勝つ。秋の大舞台から逆算して、休み明けで出ることもなく、14頭中13頭が54キロの中、ただ一頭60キロ背負って堂々出てくるところに、却って陣営の意気込みが表れていた。展開も、地元の雄ラブバレットが一歩も退くことなく果敢に競り合い、決して楽な展開でもなく、その60キロが響くと思われた直線で後続を一気に突き放してレコードに0.2秒差迫ったのは圧巻。こういう馬は「JBCクラシック」のような大一番の頃には力を使い果たしているのでは?と思われるかもしれませんが、ローテーションは昨年とほぼ同じ。「東京スプリント賞」→「北海道スプリントC」→「クラスターC」と2カ月うまい具合に間隔をとっている。昨年はそこから9月末の「東京盃」勝利、そして「JBCスプリント」2着へと進んだ。

ブルドッグボスは陣営のどこかに「秋もあるし…」という思いがあったはず。本気でダノンレジェンドを潰して勝ちを奪い取る気なら、少なくとも6月か7月に中央のOP特別を使っていたと思います。そしてどこか使っていたら、直線で6キロ重いダノンレジェンドに引き離されることもなかったはず。

 

明日、大井競馬で3歳重賞「黒潮盃」が行われます。「ジャパンダートダービー(JDD)」が終わった後、全国の3歳馬が今後を占うレース。東海公営の馬もこれまで数多挑んできています。

東海からは「東海ダービー」馬・名古屋カツゲキキトキト、同レース2着・笠松キタノアドラーブルが出走。ともに「JDD」に出走し、前者は木之前、後者は大畑だったのですが、今回は逆になる。「東海ダービー」と同じ組み合わせになるのです。

断っておきますが、あの丹羽克輝の競走馬虐待事件以来、私は名古屋競馬を一切応援していません。ただ、このカツゲキキトキトだけは応援したい。何故なら地方競馬のダービーの総決算「JDD」、「東京ダービー」馬バルダッサーレ以外でそこに挑んだダービー馬はこの馬だけだからです。他はみな、故障の話もないのに出て来なかった。確かに中央のトップクラスの後塵を拝するためにわざわざ大井くんだりまで長距離輸送するなんて、冷静に考えれば馬鹿げているかもしれません。でもダービー馬という矜持があるなら出て欲しい。某宇宙海賊風にいえば、「ダービー馬は、負けるとわかっていても戦わねばならないときがある」のです。それを実践したのは、バルダッサーレとカツゲキキトキトだけだった。

今回バルダッサーレは出ませんが(この馬に限らず、「東京ダービー」馬はあまりこのレースには出てこないらしい)、「JDD」に出て来なかったダービー馬が2頭出てくる。「JDD」とほぼ同じ時期に地元のレースに出て、しかも負けるという情けない馬。こんなへたれダービー馬には負けて欲しくない。カツゲキキトキトは「JDD」7着。地方馬では4着バルダッサーレに続く。

レースは「関東オークス」2着、ミスミランダーが中心か?この馬、昨年の笠松ラブミーチャン記念」勝ち馬で、その後笠松・尾島厩舎に移籍。大晦日の大井「東京2歳優駿牝馬」で3着入線し、「東海ダービー」の最右翼かと注目していたら、南関に移籍してしまった。ミスミランダーが東海から去ったことにより、「東海ダービー」の行方が混沌としてきたと思いきや、2歳時は全然目立たなかった馬が、突然台頭してきた。それがカツゲキキトキトだったのです。「東海ダービー馬になるかもしれなかった馬VS東海ダービー馬」。今年の南関3歳勢が不作だというのは関係者も認める周知の事実。「JDD」でカツゲキキトキトの次の8着が、今回も出走するサブノクロヒョウなのですが、その差1.1秒差。夏の昇り馬がいれば別ですが、ミスミランダー以外に南関勢にこれといった馬は見当たらない。「東京ダービー」2着プレイザゲームは14番人気からの超伏兵馬で、「JDD」は出走優先権があるのに出なかった。「東京ダービー」2着はフロックであることを自ら認めたようもの。ミスミランダーVSカツゲキキトキト因縁の(?)一騎打ちは充分可能性としてあり得ます。あと注意する馬といえば、「北海優駿」3着ながらも、前走「王冠賞」で「北海優駿」勝ち馬、つまりホッカイドウのダービー馬を大差で降したジャストフォファン。しかも鞍上はJRA内田博幸