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粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

永森大智、中央競馬初挑戦

中央競馬

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某M氏による

「粕本集呆の馬事放言」の

贅沢な閲覧方法。

久しぶりの更新です。忙しかったというのもあるのですが、なかなかネタがないというのもあるのです。それについてひとつどうしようか考えていることもあるのですが、それは次回に回すとして、そろそろ新しいトップページ画像の用意をしないと。

 

日曜日の競馬の結果

中央札幌「札幌記念」…ハズレ

1着 13番ネオリアリズム(5番人気)

2着 15番モーリス(1番人気)◎

3着 2番レインボーライン(4番人気)

 

モーリスを加えた馬連6頭BOXでハズすという大恥。馬連的中でも1,330円でトリガミ(19点)でしたが、ボウズよりはよっぽどマシ。

モーリスについてですが、2000メートルでも連対を確保し、年度代表馬の面子は保ったと思います。洋芝のうえにやや重―実際は重に近かったのでは?―の、タフさを要する馬場状態、直線が266メートルしかない札幌で、4コーナーで7番手、そして外を回せば逃げたネオリアリズムより0.6秒も速かったのに届かなかったのも仕方ないか。だったら直線も長く時計も速いだろう天皇賞秋なら大丈夫という人もいるでしょうが、GⅠになると相手が違ってくる。その距離のスペシャリストが頂点を目指して押し寄せてくるのであり、純粋なマイラーでは厳しいかもしれません。

勝ったネオリアリズムは、好位での競馬はともかく、逃げたのは今回初めて。札幌芝2000メートルは、先行有利ではありますが、逃げ馬はその限りではない。ところが連日の雨による馬場状態に、オーナーも唸った重馬場巧者ぶりが見事にマッチし、逃げ切ってしまいました。先行馬が勝負どころで逃げ馬をかわし…がデフォルトなのですが、先行勢が思いのほか伸び悩んだ。とはいえ着順は4、5、6着と大きく崩れなかったのだから、馬場適性かもしれません―3着レインボーラインはこれまで良馬場でしかレースをしたことなく、力の要る馬場での好走は、隠れた才能ですが、勝ったネオリアリズム同様、ネオユニヴァース産駒はどちらかといえばスピードよりパワー型。ネオリアリズムの勝利はルメールのナイス騎乗の賜物ですが、斜に構えて見れば、臨機応変がたまたまハマっただけ。まさか次も逃げます、というわけにもいかないでしょうし…。

 

8月27日に行われる今年の「ワールドオールスタージョッキーズ」に、高知の永森大智が出場。

今、競馬場に置いてあるフリーペーパー「うまレター」で、井上オークス氏が高知競馬の復活劇について語る連載をしていますが、当初高知競馬は、負けても負けても走り続けるハルウララ交流重賞の賞金をファンの募金に頼るという前代未聞の「かいばおけ基金」等、話題は豊富でしたが、同情を誘う印象が強かった。中央はおろか、他地区との交流も乏しい。だから一般的な競馬ファンからすれば、高知競馬は「ラブユー貧乏」な競馬場と思われても仕方なかった。


オレたちひょうきん族 ラブユー貧乏

ところが2007年の「オールドオールスタージョッキーズ」の前身「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」での赤岡修次の大活躍、2006年の佐賀の交流重賞サマーチャンピオン」でのビッグフリートの見せ場たっぷりの4着入線で、ファンの高知競馬を見る目が変わった。人も馬も、思ったほど貧弱ではない、と。

馬の方では、おそらく次回の連載で井上オークス氏が触れるかもしれませんが、圧巻は2010年岩手「南部杯」でのグランシュヴァリエ激走。地方は交流重賞だけ買う中央競馬ファンも結構いるでしょうが、そんな中央ファンたちの度肝を抜いた。そして以降、高知競馬の馬は交流重賞の掲示板に留まらず、ときには馬券圏内に食い込んできたり、地方馬だけのレースなら全国交流でも勝ち負けを演じられるようになりました。永森が騎乗するリワードレブロン笠松オグリキャップ記念」連覇、未だ私が根に持っている2014年「東海菊花賞」の10番人気ハリマノワタリドリ2着(そのときも鞍上は永森)、同じく2014年、エプソムアーロンの笠松オッズパークグランプリ」(鞍上は兵庫の下原)では、笠松1400メートルのコースレコードまで更新した。東海だけでも相当かき回されている。

かたや人の方ですが、リワードレブロン(最初にオグリキャップ記念を制したときはブービー人気で、単勝94.0倍だった)といい、ハリマノワタリドリといい、永森が東海に来るとロクなことにならない。というわけで私にとっては疫病神以外の何ものでもないのですが、赤岡のリーディングを脅かすのは永森しかいない。今年は現時点で永森が赤岡に50勝という圧倒的差をつけてリーディングを独走。とはいえこれは赤岡が南関に行って、騎乗数が160も違うからで、勝率、連対率ではあまり差はない。赤岡がいない間に、本来なら赤岡が乗るだろう良い馬が永森に回ってきて、それで勝ち星を稼いだというのもあるでしょう。赤岡が一年通じて地元に腰を据えていれば、熾烈なリーディング争いになっているはず。


永森大智騎手、福山でおジャ魔女どれみOP曲を熱唱

そんな永森ですが、実は中央競馬のレースそのものが初めてらしい。笠松では佐藤友則がここ最近しょっちゅう中央に乗りに行っているのですが、高知の馬が中央に遠征することはなく(詳しくは失念しましたが、制度的事情があったような記憶があります)、従って現在、高知の騎手が中央に参戦するのはこの舞台だけ。ただ、赤岡がはじめてWSJSに参戦したときとは違い、永森?誰それ?と軽く扱う雰囲気はあまりないと思いますし、永森の方がテンパってしまうこともないと思います。永森はずっと赤岡の背を追い続けているとインタビューの機会ある毎に述べていますが、中央で迎えられる地均しを赤岡がやってくれていた。

むしろ最近は外国人騎手にいいように有力馬と勝ち星を奪われているJRA騎手たちの不甲斐なさに嫌気を覚えた中央競馬のファンが、地方競馬の騎手に期待をかける空気すら感じられます。判官贔屓というのもあるのでしょうが。名古屋や笠松ではずっと煮え湯を飲ませてきた永森ですが、「オールドオールスタージョッキーズ」では甘い汁を吸わせてくれないものか?