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粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

寝ても覚めても氏の川崎競馬「戸塚記念」予想

夕刊紙の内容を朝刊でやってくれる産経新聞に、こんな記事がありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

揚げ足取りの相手は民進党だけでは飽き足らないのか、何故か真田家まで標的に。いかにも昌幸や信幸・信繁兄弟がやったかのような見出しは東スポのお株を奪う「釣り」っぷりで、最後の文に至っては失笑の極みですが、さすがにウソ八百並べ立てているわけでもない。

ドラマで矢沢頼綱(綾田俊樹)がジジイなのに駄々っ子になってまで沼田城に固執するシーンを見る度、後世真田家からバカが出てきたせいで失われてしまうんだよな…と思ったものです。

この信利(信直ともいう)、叔父の信政死後、本家松代藩の相続問題にも首を突っ込んできている。

この問題、結構複雑で、当初は信幸が松代藩、信利の父・信吉(こうが産んだ男子)がその一部である沼田(当時はまだ藩として独立していない)を治めていました。ところが信吉と、その長男―信利の兄が次々と病死。当時まだ存命だった信幸は、信吉の弟・信政(稲の産んだ男子)を沼田領主の後継とした。当時信利はまだ3歳だったのだから、信幸の判断は妥当ではあったのですが、その後信幸は隠居、松代藩主の座に信政が収まり、信利は沼田を譲り受けることに。ところが信政は家督相続後2年で他界、まだ存命だった信幸は、信政の五男、幸道を後継者に指名。信利はそれを不服として幕府に正当な松代藩の後継者は自分であると訴えています。

確かに信政をリリーフと考えれば、信政が死去した頃には、信利は跡を継ぐのにもう年齢的不都合はない。信吉が若くして他界していなければ、松代藩も信吉が継いでいるはずで、その信吉の息子である自分が継ぐのが筋。何よりも信幸が後継者に指名した幸道が何と2歳。信利の兄が死んだときは、彼が3歳だったから叔父の信政が継いだのに。そりゃあ信利が怒るのも至極当然。

幕府の裁定の結果、信利にも分があると判断したのでしょう。沼田は3万石の大名として松代藩から分離独立、沼田「藩」となりました…が、信利はこれに納得いかなかった。自分がなりたかったのは沼田3万石ではなく、松代10万石だ。

この辺りについては、紙面に制約があるというのを差し引いても、ゴシップホラーと真田丸を絡めてウケを狙いたかっただけの稚拙な産経新聞の記事よりも、このブログの方がよっぽど上手に記している。

indoor-mama.cocolog-nifty.com

 

真田信利と同じような事をしたのが初期の岸和田藩主・松平康重。5万石を6万石と偽って背伸びして、その分領民を苦しめ、松平家が転封した後に入った岡部宣勝はいきなり年貢減免を訴え、今にも一揆を起こさんとする領民たちに城下を囲まれました。岡部宣勝は優秀な人物だったので、農民の代表たちの話をちゃんと聞き、代表のひとりを責任者として死刑に処すことと引き換えに農民たちの願いをほぼ全面的に受け容れ、大事にせず事を収めました。1万石ですら農民たちには死活問題。信利は3万石が14万4千石。無茶にもほどがある。

信利の悪政の原因の一端が、複雑な相続を繰り返した信幸にないともいえないのですが、信幸にも事情がある。彼は早い段階で隠居したかったのですが、真田家存続のため積極的に幕府に尽くしたことで幕府の信頼が大きくなり、皮肉にもその信頼のため引退をなかなか許してもらえなかった。信吉は1635年に死去(40歳)、1656年、大阪の陣から40年経ってようやく幕府から隠居の許可が降りたのですが、信政が家督を継げたのは58歳。そして2年後死去。信幸の隠居が10年早く許されていれば、信政の松代藩支配は確立され、信利が本家相続への野心や本家への対抗心を起こす余地を与えずに済んだかもしれない。

ちょっと前にも賤ヶ岳七本槍のひとり・脇坂安治の子孫が先祖の顔に思い切り泥を塗りつけましたが、どんな家でも不出来な人間は出てくる。そういえば「真田丸」のはじめの方、信幸・信繁兄弟の祖母(草笛光子)に「宗太郎」と幼名で呼ばれ頭が上がらなかった木曾義昌(石井愃一)も、戦国の世を生き延びたのに、息子の義利が暗愚で取り潰されてしまった。「南総里見八犬伝」の里見家、元三木城主の別所家、美濃守護の土岐家(頼芸の直系。後に沼田藩主となる土岐家は明智家と近い分家)、小堀遠州の小堀家も、真偽のほどは議論の余地あれど、不行跡で取り潰されています。

ちなみに99年の赤穂浪士を扱った大河ドラマ元禄繚乱」は沼田藩と縁があり、主要キャラクターのひとり・岡島忠嗣(吉田栄作)は取り潰しで浪人となった元沼田藩士。同ドラマには真田幸道の兄・真田信就も端役ながら登場。信政の長男でありながら後継者に指名されず(能力ではなく、母親の事情もあったらしく、信政存命時に既に後継候補から外れていた)、2000石の旗本だったのですが、信利とは違って弟・幸道との仲は良く、息子の信弘が幸道の養子となって松代藩を継いだ。その信就を演じていたのが、世間に広く認知される前の阿部サダヲ。来年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の徳川家康役です。

 

閑話休題。本題はこちら。寝ても覚めても氏が川崎競馬戸塚記念」の予想を提供してくださいました。2100メートル。第11R。20:15発走。

東京ダービー馬と関東オークス2着馬が出てきて華やかになりました」と仰る通り、この2頭の一騎打ちなのかな?と思うのですが、昇り馬も数頭いて、額面通りになるかどうか。

 

◎8枠13番  バルダッサーレ(大井・吉原)
中央オープン馬の強さを東京ダービーで見せつける。南関東の3歳相手なら斤量増とか川崎変わりとか雨が降りそうとかそういったレベルの話ではないのでは

○6枠10番  ミスミランダー(船橋・森)
関東オークス2着の後、一戦挟んで黒潮盃勝ち。ここ数戦馬場が湿ってから成績が上昇。当日の川崎も雨予報で、この馬にはプラスでは

▲7枠11番  ベルゼブブ(浦和・山崎誠)
元中央500万下。未勝利勝ち後は中央の時計の出る馬場に苦しむが、時計の掛かる地方に移籍後成績が出始める。距離延長さえこなせれば

△3枠4番 マテリアメディカ(船橋・赤岡)
時計の掛かる川崎の良馬場で結果を出す。その一方で黒潮盃の大井&重馬場でも0.3差の3着にまとめ、能力の高さを示す。地力の高さで

×(8頭)
1枠1番  ドリームパッカード(川崎・和田譲)/距離延長はプラス。スローで足をためられれば

3枠3番  サブノクロヒョウ(大井・的場)/スピード不足気味なので、川崎と距離延長はプラス

4枠5番  プレイザゲーム(船橋・山口)/こちらもスピード不足気味。川崎と距離延長でごまかせるか
4枠6番  ビッグジャイアント(浦和・繁田)/千二も二千もそこそこ。川崎は合わなそうだが地力でどこまで
5枠8番  ジャーニーマン(川崎・真島)/川崎と距離延長は悪くなさそうだが、良馬場の方が良さそうで
6枠9番  ポッドガゼール(川崎・瀧川)/大井や浦和ではレースレベルの高さもあるが追走に苦しむ。川崎で距離延長なら
7枠12番  ドンナディヴィーノ(川崎・張田)/ゆったりの方が良さそうで、川崎と延長はいい。ただ馬の力自体が少し足りないような
8枠14番  ガーニーフラップ(船橋・中野)/こちらもスローの方が良さそう。川崎の砂にキレを消されなければ

馬券は三連複10-13-1,3,4,5,6,8,9,11,12,14の10点です。紐荒れ期待・・・

 

ちなみに寝ても覚めても氏が▲にご指名のベルゼブブ、「女神転生」ファンはご存知でしょうが、魔王のひとり。

―デーモンすべてを支配する地獄の君主。堕天した熾天使の王にしてルシファーに次ぐ者とされる。「蠅の王」、または「糞山の王」の意。

(「真・女神転生Ⅱ悪魔大事典」1994年宝島社・成沢大輔編)

肩書は凄いのですが、ビジュアル的にはどうしても

ハエ

なのです。それに「糞山の王」って、言い換えればウンコ大王七つの大罪のうち「暴食」を司る。


ペルソナ5 PV#04

15日に発売される「ペルソナ5」(「ペルソナ」シリーズは「女神転生」シリーズの派生)のPVで「お前たちに、明るい未来は万にひとつもないんだよ」とか言ってるハエ男(2:30くらいに登場)のインパクトがなかなか強烈なのですが、これってベルゼブブと関係あるのかな?PVの最後に出てくるイゴール役、田の中勇氏(「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉の親父が代表作)が他界し、誰が継ぐのだろうと思ったら、まさか津嘉山正種氏とは…。