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粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

チャンスの神様の前髪を掴み損ねた津村

火曜日、笠松競馬場に行ってきました。毎度ながら負けが重なり、仕事の都合上、最終レースまで居ることはできず、最終第10レースの「盆梅特別」で向山牧騎乗のエーデルローゼ(9番)三連複軸の馬券に一発逆転の夢を託して競馬場をあとにし、仕事から帰宅後、ネットでレースを見たのですが…。

…向山牧よ、

そんなに俺に

笠松ファン

やめて欲しいか?

もうここまでやられると苦笑いも引き攣ってくる。笠松の騎手全員が貧乏神に思えてきた。

 

日曜日の競馬の結果

中央東京「フェブラリーS」…カスP三連複2140円的中(15点)

逆神の権兵衛…ワイド430円的中(1点)/モリアテ教授…三連複2140円&馬連1470円的中(19点)

1着 3番ゴールドドリーム(2番人気)カス▲ 権×

2着 9番ベストウォーリア(5番人気)カス〇 権◎

3着 10番カフジテイク(1番人気)カス◎ 権〇

 

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 やよいさん:三人とも的中なんて

これは大きな災厄の前触れに

他なりませんよぉ。

近いうちに目を覆うような

大惨事が起こるに

違いありませぇん。

それを避けるためには

ぜひこの壺を(以下略)

 

確かに3人とも揃って的中したが、

この程度の堅い決着—三連複、ワイドは1番人気、馬連は4番人気―で大惨事が起こる3人って一体……?

ちなみに折角野獣と化した先輩ならぬ焼き鳥と化した権兵衛の画像を用意していたのにお蔵入りになってしまいました。

 

チャンスの神様というのは、前髪がちょろっとあるだけであとはつるッ禿。この神様を捕まえるには、向かいから走って来たとき、すれ違う一瞬に、前髪を掴まなくてはならないという。前髪なんか掴まなくても体に抱き着けばいいじゃないかと思うのですが、きっとチャンスの神様は肌がうなぎのようにぬるぬるしているか、全身くまなくペペローションを塗っているのだと思います。

 

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津村は結局チャンスの神様の前髪を掴み損ねた。自分の騎乗ミスと言っていますが、私が見た分には微妙でした。あの位置取りは、ペースを考えれば結果的には満点ではなかったにせよ正解だったと思います。レースはインカンテーションとニシケンモノノフの2頭、先行~中団、そして一見そこから遅れて離されたような形でエイシンバッケンを先頭とする後方集団がいて、カフジテイクはそこにいた。エイシンバッケンの位置にカフジテイクがいたら…と思えなくもないですが、エイシンバッケンと同じタイミングの仕掛けだったらまず最後まで伸びなかった。坂井千明御大は位置取りよりも勝負どころで大事を取り過ぎて大外に回してしまったことを敗因に挙げていましたが、それが決定的なほど僅差の負けでもなかった。騎手以前に馬がGⅠの器ではないという人もいるけれど、それをいうなら勝ったゴールドドリームも正真正銘GⅠの器であるとは断言しづらい。昨年大敗したチャンピオンズカップの雪辱を今年果たせるか?となると即答できません。今年は大敗しましたが、フェブラリーSを連覇したコパノリッキーも、チャンピオンズカップは鬼門だった。ともにゴールドアリュール産駒。東京ダート1600メートルの申し子で、他のコースより力が発揮される血なのかもしれません。逆の見方をすれば、今後他場や地方交流で思わぬ取りこぼしもあり得る。ユニコーンSを勝った後の大井の「ジャパンダートダービー」では3着だったものの、勝ち馬から1.2秒も離されました。次は「かしわ記念」だそうで、そこでダートチャンピオンとしての真価が問われると思います。

話を津村に戻せば…運がなかった。判断が難しいハイペースになってしまい、津村の判断は間違いではなかったけれど、閃きと表現できるほど素晴らしいものでもなかった。この「閃き」も、「ガチャ」でSレアを引き当てるようなものなのかもしれません。ただ、運も実力のうちで、名手は意図せず転がり込んで来たチャンスで「閃き」が出るものなのです。津村は実力を鍛えながら再びチャンスの神様が向かってくるのを辛抱強く待つしかない。腐らなければ酒井学柴田大知のように前髪を掴み取ることもできる。

ただ、馬のカフジテイクの方について言えば、あの極端な脚質で地方競馬場は結構厳しい。東京にしては比較的力の要した(凍結防止剤は散布していないようですが)馬場で34.9の末脚を見せられたのは大したもので、地方の馬場適性に問題はなさそうなのですが…。

ベストウォーリアは…何が足りないのか。2014、15年と「南部杯」を連覇しているものの、GⅠ勝ちの勲章はこの馬にしては少なすぎる。ライバルだったホッコータルマエは引退、コパノリッキーも今回のフェブラリーSでの結果が示すように、ハイペースに祟られたとはいえ、往年の力は失われている。ようやくこの馬のターンが回ってきたかと思えば、ダノンレジェンドや今回のゴールドドリームのような、ひとつ格下の馬に足元をすくわれてしまう。

穴馬指名のニシケンモノノフは厳しい展開の中、果敢に番手でレースを運び最終的に掲示板を確保。ただ、東京ダート1600メートルではこれが限界と思わせた。逆に他のコースの1400メートル辺りで今回の走りを見せれば恐ろしい存在。今年のJBCスプリントの台風の目になるかも。