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粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

来年の「JBC」京都競馬場開催の報に触れて思う。

今、盛り上がっているのかどうかわからないけど「ワールドベースボールクラシック」が開催されていて、数日前、モリアテ氏がオリックスと日本の強化試合を観に行ったそうですが、どちらもユニフォームが同じ色で、掲示板の選手名もローマ字表記でわかりづらい。おまけに場内は暖房が効きすぎ、交代ばかりで試合のテンポも悪く、あまりにつまらないので最後まで見届けることなく帰ったとか。

 

日曜日の競馬の結果

中央中山「弥生賞」…ハズレ

1着 11番カデナ(1番人気)〇

2着 10番マイスタイル(8番人気)×

3着 4番ダンビュライト(5番人気)▲

 

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私の本命コマノインパルスは、スローペースの中、外からロングスパートをかけて直線もたず失速、7着に敗れました。スローペースで外からロングスパートをかけるのは、はっきりいって愚策。最初はこの馬より少し前に位置していたカデナに、直線後方から一瞬でかわされしまったように、ヨーイドンになったとき、じっと脚を溜めていた馬よりも明らかに劣勢になるからです。外からではコースロスがあり尚更。

元々出脚は鈍い馬のようですが、折り合いを欠いてしまい、我慢させて馬と喧嘩するよりは、イチかバチかロングスパートで勝負する方を田辺が選んだのでは?攻めの騎乗ではあれ、馬自体、辛抱たまらんというほどイレ込んでいるようにも見えず、重賞を勝って何が何でも権利取り、というレースでもなかっただけに、結果はどうあれ我慢させることを覚えさせるのも手だったと思います。能力があるからと甘やかしていると、将来大事なところでとんでもないポカをやらかすか、拘束プレイを想起させるような馬具を着けないといけない羽目になる。

田辺は重賞勝ちの地力を期待したのでしょうが、その勝った京成杯のレベルが疑われていたように、決して厳しい戦いを切り抜けてきたわけではなく、今回のメンバーでは器じゃなかった。確かにバゴ産駒は中山芝を得意としていますが、2010年菊花賞を7番人気で勝ったビッグウィークを除き、牡馬クラシックで活躍できた馬はいない。そのビッグウィークも菊花賞で燃え尽きたようになってしまった。レース後の田辺のコメントからして、私もそうでしたが現時点では過大評価だったか?中山巧者の血統に惑わされ、本命馬を見誤ったレースでした。ただ、土曜日のオーシャンSで3着だったクリスマスもバゴ産駒ですが、本格化は古馬になってから。クラシックはともかく今回だけで競走馬としてのコマノインパルスを見限るのは早計でしょう。

 

JBC」が来年は京都競馬場で開催されるそうで。「JBC競走の魅力をより広く、多くのお客様に伝えることが何よりも重要との共通認識」と、もっともらしいお題目がありますが、これは来年は11月3日が土曜日で中央開催と重なるという事情が大きい。日曜日なら翌日が振替になるので月曜日に開催すればいいのですが、土曜日だとそうはいかない。中央開催と交流GⅠ三連発が競合するというのはかなり無理があり、そこでJRAが手を差し伸べたといったところですが、2011年の東京開催の「南部杯」とは異なり今回は、個人的には地方競馬の祭典「JBC」がJRAに乗っ取られたという複雑な思いがなくもない。競合すれば無論地方競馬の方が痛いのですが、JRAだって幾らかわりを食う。JRAも善意だけで引き受けたわけではない。ナイター施設のある競馬場が、リレー的にできなかったかな?とも思うのですが、そこまでJRAと張り合う意味もない。そもそも中央の騎手がダブルヘッダーで同じ日に地方で乗れるか?という問題もありますし。

それより気になるのは、今年の「JBC」は大井ですが、幾つかある候補から大井が選ばれたわけではなく、大井しか手を挙げなかったらしいこと。それもおそらく、他のどこもやらないようなら、しょうがないからウチがやるよ、的な空気があったのでは?これまで南関以外にも岩手、金沢、名古屋、兵庫で開催されてきて、笠松はさすがにキャパシティがないですが、他の競馬場でも開催できる。フルゲート12頭でも問題ない。「JBC」がドル箱であるならあちこちの競馬場がこぞって手を挙げるはず。大イベントではあっても、大掛かりな準備をして開催するに見合うだけの効果は得られないということでしょう。その日は盛り上がっても、以降の売り上げになかなかつながらない―宣伝効果が薄いという課題もあります。あと、私が思うに、普段から集客力のある南関以外は人手が足りないというのもあるのでは?

来年のJRAでの「JBC」開催は、11月3日が土曜日だという特殊な事情があるのですが、このままだと、来年を「前例」にして、数年に一度はJRAに投げ出してしまうということにもなりかねない。さすがに水曜日や木曜日はないにしても、月曜日ならやりかねない。地方競馬の祭典がJRAの番組表に組み込まれるのは来年だけにして欲しいと思うのです。「JBC」の売り上げは上向いているし、南関以外の地方競馬場も総じて持ち直してきている。中央のスターホースと互角に渡り合えることが期待できる地方所属馬が何頭も出走するようになれば、雰囲気もだいぶ変わってくると思うのですが、それには地方競馬全体のレベルの底上げが必要であり、もう暫く時間を要する。南関以外の競馬場も開催に前向きになれるよう、「GⅠが3つある」以外の付加価値を創出していくことが今後の「JBC」の課題でしょう。