粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

宝塚記念の出馬表を見て思ったこと。

水曜日の競馬の結果

ホッカイドウ「グランシャリオ門別スプリント」…三連複2200円的中(15点)

 1着 3番タイセイバンデッド(1番人気)◎

2着 5番レッドペリグリン(4番人気)△

3着 13番トウカイビジョン(3番人気)▲

勝ちタイム 1:00:6(稍重)/昨年の勝ちタイム 0:59:9(ケイアイユニコーン・良)

コースレコード/0:58:7

 

応援したテイエムシャンパンは8番人気8着。序盤から逃げたタイセイバンデッドを番手でマーク、直線に入ったところでかわそうとしましたがそこまで。見せ場はありましたが、中央の1000メートルを58秒3で勝った同馬にしては、特に飛ばしたわけではなく、2、3着馬は中団から3~4コーナーで捲り加減に直線入ったところで好位でしたが、4着に粘ったトドイワガーデンは道中テイエムシャンパンと同じ位置にいた。移籍初戦で馬がまだ本調子でなかったということか。ホッカイドウに慣れ、相手関係が少し楽になればいけそうな手応えは見せてくれましたが、それでもやはり結果がすべて。宮平が次の機会を確保するためにも、掲示板には踏ん張って欲しかったというのが正直な感想。

ホッカイドウ競馬の馬券を買うとしたら、やはり重賞に宮平が出場するときでしょう。黒川先生、岡島先生お願いしますと言いたいところですが、やっぱ宮平本人が結果を出さないといけない。

 

話変わって中央競馬宝塚記念の枠順が発表されましたが…11頭立て。頭数の少なさもさることながら、キタサンブラックの好敵手であるサトノダイヤモンド凱旋門賞を視野に入れ、ここをパスしたことがレースの興を削いでしまいました。天皇賞2着のシュヴァルグラン宝塚記念に出てくれるのがせめてもの救い。

過去10年では2013年、2014年がそれぞれ11頭、12頭立て。ともに勝ち馬はゴールドシップ。2013年はオルフェーヴル(2着)、キズナ(4着)が凱旋門賞に出走。2014年はハープスター(6着)、ジャスタウェイ(8着)、ゴールドシップ(14着)が出走。ハープスターゴールドシップ宝塚記念の後、フランスのフォワ章ではなく、8月下旬の札幌記念(ハープスター1着、ゴールドシップ2着)を挟み、宝塚記念に挑み敗れました。ジャスタウェイ安田記念(1着)からぶっつけ参戦。

ディープインパクトが3着に敗れたとき、宝塚記念凱旋門賞のローテーションが良くなかったのではといわれ、本気で勝つ気なら、現地のレースを叩き台にしないといけないという話になった。特にディープインパクトを管理した池江泰郎師の息子・池江泰寿師はそれを強く意識し、オルフェーヴルは2度ともフォワ賞を経由させた。ちなみにご存知の通り、ディープインパクトはその後の薬物検出で失格となったのですが、週刊新潮がその件につき、池江師がわざと摂取させたとか池江泰寿師(当時は調教助手)は他にもやっているとしきりに騒いでいたのをよく覚えています。元々ディープインパクトから検出された薬物は、競走能力に直接影響する類のものではなく、フランスの主催者サイドも最初から事故前提に調査していました。「汚れた文春砲」などと週刊文春をしきりに叩いているがあまり盛り上がっておらず、要はディープインパクトのドーピング疑惑程度の記事ということなのでしょう。とはいえ私は文春を擁護する気もさらさらなく、両方とも紙資源の無駄遣いなのでさっさと仲良く休刊すればいいのにと思っています。ちなみにディープインパクトの薬物事件、文春の方はフランスギャロ(主催者)の陰謀だと吠えていましたが、そっちも大概。

話を戻すと、2014年の3頭は、特にハープスターの鞍上川田が松田博資師の後方からという指示に忠実に従ったため届かなかったと、戦術を日本だけでなく現地の評論家からも酷評された。調教師も騎手も、凱旋門賞と同じコースであるフォワ賞を使っていれば、このような失策はなかったとも言われ、凱旋門賞の前にフォワ賞を使うのは、コースを知るうえでも重要と見做されるようになりました。

フォワ賞は9月中旬にあるのですが、2012年のオルフェーヴル宝塚記念(1着)→フォワ賞(1着)→凱旋門賞(2着)のローテ。遡って2010年のナカヤマフェスタも同じローテで、フォワ賞が2着だった。ただ、凱旋門賞の次のジャパンカップで2番人気14着と惨敗。翌年は秋まで全休。フォワ賞4着、凱旋門賞11着と惨敗して引退しました。宝塚記念フォワ賞凱旋門賞のローテは、レース後のことも含め、オルフェーヴル級でないと厳しいのかもしれません。ちなみにオルフェーヴルは2度目では、当時まだGⅡだった大阪杯を制し、天皇賞春を回避した後、宝塚記念フォワ賞凱旋門賞と前年と同じローテを想定していましたが、宝塚記念はアクシデントで回避。

競馬の盛り上がりに繋がるとして、日本馬の海外進出を煽っていたJRAは、今度はそれによる国内大レースの出走頭数が減少することを危ぶんだ。秋の天皇賞秋、ジャパンカップ有馬記念をトリプルで制した馬にボーナスをあげていたのですが、春も大阪杯天皇賞春、宝塚記念をトリプルで制した馬に2億円(内国産馬が対象)ボーナスをあげるとかで、それによって大阪杯天皇賞春を勝った馬が、ファンが出走馬を投票して決めるグランプリに出て来ないなどというシラけた状況が起きないようにした。

今回リーチがかかり、更にライバル不在のキタサンブラック陣営は鼻息荒いでしょうが、秋の古馬三冠と違い、春は3200メートルの天皇賞春がある。大阪杯のGⅠ昇格で、これまで中距離馬だけど、折り合いさえつけば3200もいけるかもと思っていた陣営―現にステイヤー血統の衰退で天皇賞春は中距離血統の馬の方が多く出ている―も、より確実性がある大阪杯にピークが来るよう仕上げ、天皇賞春回避が増えるかもしれません。ボーナスはそれを防ぐ意味もあると思います。今年は逆に天皇賞春が17頭、大坂杯が14頭(フルゲート16頭)と、大坂杯の方が登録が少なかったのですが。

今年の凱旋門賞サトノダイヤモンドキタサンブラックの他にカデナ、クリンチャー、サトノノブレスが登録。ダービーで惨敗した3歳馬カデナ、クリンチャーは登録だけで、おそらく神戸新聞杯に向かうでしょう。サトノノブレス宝塚記念に出ても上位を争う可能性は低く、同厩舎、同馬主ということで帯同馬としての意味合いが強い。今年、宝塚記念凱旋門賞を天秤にかけ、後者を選んだのはサトノダイヤモンドだけでしょうが、凱旋門賞の馬券が買えるようになったことで、世間の注目度が更に増せば、宝塚記念を回避して力を温存し、フォワ賞凱旋門賞のローテを辿る馬が増えるでしょう。サトノダイヤモンド、出走すると仮定してキタサンブラックが好走すれば、その活躍に触発されて…JRAは嬉しいでしょうが、反面困った事態が訪れるかもしれません。