粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

笠松の新人騎手・渡邊竜也について。

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都議選の夜、

涙目なこの人物に何故か

妙な親近感を

覚えてしまったのは

どうしてだろう?

でも加計の件はちゃんと説明しろよ。

 

久しぶりの更新です。

オッズパークのHPで笠松の新人騎手・渡邊竜也のインタビュー記事が掲載されていました(更新されましたが現在もバックナンバーで閲覧可能)。

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渡邊は船橋出身。JRA競馬学校とNARの教養センターの両方を受験、JRAの方は落ち、NARの教養センターに合格したので地方競馬への道を歩んだとか。教養センター時代は辛く苦しい日々だったそうですが、競馬学校と教養センターの違いは、競馬学校は狭き門を潜って入学しても、そこからまた厳しい振るいにかけられる。志半ばにして競馬学校を去る子も多い中、卒業して晴れて騎手になった顔ぶれを見るに、騎手の2世や関係者の子弟ばかり目立つ。余程センスがあるか、競馬界に繋がりを持っていなければ生き残れないということか。繋がりといっても、その有無で教官からの評価に今流行りの「忖度」が加えられるかどうかというわけではなく(多分)、生徒の内面に「支え」の有無として影響してくる。藤田菜七子は技量の上ではどうかわかりませんが(私は中央の平場戦はもう殆ど見ないので)、卒業に至るまでしがみついた意志の強靭さという点は評価に値するものを持っているのでしょう。

渡邊は可愛がってくれた祖父が大の競馬好きというだけで競馬関係者との繋がりは皆無、同期には後述しますが南関のレジェンドの「肝煎り」もいたりする中、将来にアテがない、なかなか未来像が描けないということは、辛い教習生生活を耐え抜く中でひどく心細かったはず。これがJRA競馬学校であれば最後まで耐えきれなかったでしょう。

出身が船橋といえど、南関は誰が見ても抜けているとわかるセンスか、強力なコネでもなければ乗り鞍を確保することすら容易ではない。なかなか所属先が決まらない渡邊に教官が、廃止時の荒尾より騎手の数が少なかった笠松を薦めました。騎手が少ない分、他の競馬場に較べてチャンスが多く貰えるのではないか、と。

笠松には数年前、藤田という若手がいて、確かに騎乗"数"は多かったのです。ただ、その”質”が問題で、殆ど馬場掃除係。確かに当時の私が見て藤田の力量は必ずしも優れているとは言い難かった。それでも10年耐えれば何とかなるのが笠松…とはいえ、当時の笠松は賞金が3着までしか貰えないという有様で、ベテラン騎手たちも若手の面倒を見る余裕がない、自分だけで精一杯という渇々の状況。10年耐えようと思わせるだけのものがなかったのも事実。結局藤田は辞めてしまいました。彼自身の問題もあったかもしれませんが、時期が悪かったし、何より私は所属厩舎、先輩騎手含め当時の競馬場全体が藤田を育てることに失敗したと思っています。

尾島、花本、湯前が調教師に転身。佐藤は本気度はともかく中央騎手を目指している。向山、東川はもう若くない。昔は笠松も、入って来る新人も多かった半面、数年で辞めて去っていく若手も多かった。2003年に廃止の危機が顕在化する以前で、辞められてもすぐ補充できたということでしょうが、今は事情が全然違う。ここで新人騎手が育たなければ、設備を新しくしても、限界集落ならぬ限界競馬場と化してしまう。

だから渡邊に関しては、とにかく定期的に勝ち負けのチャンスある馬に乗せて欲しい、と所属厩舎の奥さんにお願いしました。はじめのうちは先輩騎手との激しい凌ぎ合いで屈することも多々あるでしょうが、そういったことも経験しないと上手くなれない。それに渡邊が多少なりとも活躍するようになれば、笠松に所属しようという教養センターの教習生も増えてくるはず。

別に私の願いを先生方が聞き容れてくれたわけではないでしょうが、それ以前に既にわかってくれていたのかもしれません。色々な先生が渡邊に勝ち負けできる馬を託してくれた。一方、川崎では「鉄人」佐々木竹見氏肝煎りの櫻井光輔がデビュー、チャンスを活かせない渡邊を尻目に勝利を重ねたのですが、現在は…

 

渡邊 10/21/12/29/26/56/154戦 6.5/20.1

櫻井 7/8/11/14/8/89/137戦 5.1/10.9

 

左から1着、2着、3着、4着、5着、騎乗数、勝率、連対率の順。

無論、これをもって渡邊の勝ちとは言えません。櫻井が、いくら佐々木竹見氏が後見人といっても、それだけでいい馬が集まってくるほど南関は甘くない。もし渡邊が船橋に所属していれば、未だ片目すら開いていないかもしれない。渡邊で気になるのが、2着の多さ。連対率が高いといえば聞こえはいいのですが、実際は1番人気の馬で2着に敗れているケースが結構多い。そつなく乗れるが詰めが甘いといったところか。

それから大井の藤田凌も7勝。園田の田村が4勝、長谷部が2勝(浦和の赤津はアクシデントでもあったのか未だ出走なし)。現時点では勝ち星では渡邊がトップも、勝率では藤田が8.8%とトップ。80戦で7勝というのは、少ないチャンスをしっかりものにしているということで、そこは渡邊も意識して欲しいところ。笠松から最優秀新人騎手が出てきてくれれば嬉しいのですが、下半期の櫻井、藤田の追い上げが気になります。

ちなみに渡邊、尊敬する騎手は藤原幹生(兄弟子)。こう言っちゃなんですが…

勝負どころで弱いのは

尊敬する兄弟子の

影響ではなかろうか?

 

明日のホッカイドウ競馬、ミヤが最終レースにテイエムシャンパンで出走。

 

◎2枠2番 アウヤンテプイ(石川)

〇6枠6番 コールサインゼロ(五十嵐)

▲8枠8番 テイエムシャンパン(ミヤ)

△5枠5番 キングカラカウア(阪野)

 

買い目は馬単2→5、6、8と8→2、馬連で8-2、5、6の計7点。