粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

高知競馬の新たなアピール作戦

先週笠松競馬場の「愛馬会」売店で、見慣れないグッズが…。

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よく見ると「Hanamoto stable」という文字が…。

これは花本正三厩舎グッズなのです。高知、笠松のベテランジョッキーだった花本師は昨年9月、厩舎を開業。笠松の全22厩舎(開業したばかりの後藤佑厩舎含む)中12位。管理馬は8頭。厩舎のオリジナルグッズを初めて(?)出したのはいいのですが、キャップ、タオルともに2,000円とお値段ちと高め?まあ、将来そのお値段に見合うだけのリーディング厩舎になってくれればいいのですが。もちろん「有馬記念で権兵衛を倒せ!」の賞品用に購入しました。

そういえば「好きです!笠松競馬」グッズから、パドックで厩務員が着ている、同じキャッチフレーズがプリントされたTシャツ(これはスタッフ専用で販売されていない)の話になり、パドックの厩務員の話になった。私が笹野師夫人に中央の厩務員はワイシャツにネクタイで、歩き方もキビキビしているとか話していたら、お名前をお伺いする機を得られなかったのですが、おそらく厩舎関係者の家族だと思います。一緒におられた女性が、

「でも、笠松には昔の競馬場っぽさも残しておきたいですよね」

私はガツンと一撃やられた気持ちになりました。笠松が南関の真似をしても限界があり、笠松には笠松の味がある。かつては私もそれを力説していたのですが、川崎競馬場に行ってカルチャーショックを受けて以来、施設の見栄えがどうとか、関係者の服装が垢抜けているかどうかとか、中央や南関を基準に競馬場を考えていた。その方の言葉で目を醒まさせられました。猛省。無論、きれいな南関の施設もこれはこれでいい。しかし田舎の競馬場は、誰もが親しみを感じながらも、都会の競馬場には失われた懐かしい雰囲気がそこはかとなく漂っているのが相応しい。かつてどこもが鉄火場だった。勝負師(つわもの)どもが夢のあと。

 

seaside-station.net

笠松と同じ田舎の競馬場・高知競馬場は萌えというか、脱力系というか漫画で競馬場のアピールをやっているということを、寝ても覚めてもさんからのタレコミで知りました。「まんが4コマぱれっと」という雑誌で連載されている「ゆずかアプセット」という漫画で、楽天競馬で雑誌のバックナンバーが順次掲載されています。

主人公は高知競馬の広報に出向した県庁の役人・宮田柚香(ゆずか)。かつて柚香と同じ立場だった某人物が、中央や南関はおろか、他の公営競技にも手を拡げているのとは対照的に、競馬には疎い様子。そんな右も左も…の柚香をサポート(?)するのが調教師の娘で姉もジョッキーだが、明らかに「天然」な女子高生・長浜まや。このコンビ中心で繰り広げるコメディ。まだ見ていないのですが。ニコニコ動画ではそれぞれの「中の人」が生放送で同漫画や高知県、高知競馬の紹介をしているそうです。宮田柚香役の冨岡美沙子は、ちょっと前まで小さな女の子たちに大人気だった「アイカツ!」のキャラクターを演じていたようで、一方長浜まや役の小澤亜李は、ひとつだけ私がプレイしたゲームに出演していて、「東亰ザナドゥ」に登場するプレイアブルキャラクター・玖我山璃音(沼倉愛美)が所属するアイドルグループ「SPiKA」のメンバー・柚木若葉。脇役なのであまり記憶にないのですが。

高知競馬の広報といえば、「たいようのマキバオー」に登場する「泣きボクロ」吉田。意地が悪いが憎めない三枚目で、「マキバオー」では各競馬場の関係者の名前が、当地の戦国武将から取っている(例えば今はなき荒尾競馬に所属していた九州産馬ギガモッコスは相良厩舎で主戦丸目騎手。相良氏は熊本の戦国大名で、剣豪・丸目蔵人佐は一時期相良義陽の家臣だった)ところから、「泣きボクロ」吉田も長曽我部氏の重臣・吉田孝頼から取ったように思えますが、実は高知競馬に同じ苗字の広報担当が実在していた。ハルウララブームの立役者のひとりなのですが、その人物も重ねているのかもしれません。ただ、マキバオーオッズパークのイメージキャラクターになっているので、楽天競馬の「ゆずかアプセット」とのコラボは無理か。

マキバオーといい、「ゆずかアプセット」といい、漫画の舞台にし易い条件が高知競馬にはあるのでしょう。ひとつは考え方が柔軟であること。同じ企画は保守的な佐賀や金沢では受け容れられなかったでしょう。園田はねぇ…これだし。センスの次元が異なる。

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もうひとつは決断力があり、動きが速いこと。高知競馬の方針の中には、ネット販売に重きを置き過ぎているという理由で賛同しかねるものもあります。それでも、決めたら動きが速い。「金がない」という言葉を何もしないことの免罪符にしていた東海地方の某競馬場とはフットワークの軽さが違う。

安易に「萌え」と結びつけるのはどうかと思うし、何よりそのキャラクターを長く使い続けないと意味がない。投げっ放しにしてそのまま忘れてしまうのが一番悪いパターン。笠松も高知に倣ってどう?といわれますが、今の笠松はそれをやりそうで怖いのです。