粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

日曜阪神メイン「フィリーズレビュー」(3歳牝馬GⅡ)予想

先週の弥生賞に出てきて、案の定というか、それ以上の殿負けを喫したヘヴィータンク、これで引退らしい。現制度になってから、重賞デビューで、しかもそれが最後のレースという馬は最初で、ウケ狙いで模倣しようという馬主が現れない限りこれが最後になるでしょう。そもそもこういったインパクトある行為は、最初にやったもの勝ち。

どうも競走馬としての資質がないと見做されたのか、弥生賞の前から引退が決まっていたらしい。今後は乗馬になり、行先も決まっているということで、乗馬になるに及んで、「箔」のようなものをつけておきたかったということか。中央で未勝利すら脱することができなかった馬が乗馬の道を歩むのは、馬主が面倒を見るのでなければ、おとなしくて人間に従順という素質が顕著でなければ難しい。そもそも言うまでもなくサラブレッドは、レースで勝つことを前提とした品種で、気性も頑丈さも乗馬種に較べると格段に落ちる。このような珍経歴が乗馬としてのアピールポイントになるかどうかはともかく、馬主なりの思いやりか?もしくは競走馬として役に立たないなら弥生賞の出走手当等150万円)で幾らかでも元を回収しようという、いかにも森厩舎らしい魂胆かもしれません。3頭登録していたのですが、そのままだと11頭出走になり、手当は10着までしか出ない。というわけで500万条件の馬を一頭回避させたらしい。ちなみに重賞はタイムオーバーのペナルティはありません。このような理由で出走させたとしたら、かつて世界を沸かせた森厩舎も地におちた、草葉の陰で戸山先生も嘆くどころか悶絶しているでしょうが、まあノボノボ全国ツアーの頃から、タブーのない厩舎とは思っていました。ルール上問題があるわけではなく、ヘヴィータンクの出走によって弾かれた素質馬がいるわけでもない。そもそも皐月賞トライアルなのに、こんな馬がすんなり出走できる状況をJRAの方が恥じて然るべし。だいたい、ネタということで単勝馬券を買った人も結構いるからか、10頭立てで最低人気ではなく9番人気。最低人気だったアラウンも森厩舎の馬で、到底ここでは通用しないだろうという馬だったのですが、それ以外にも、ここ以外に適鞍はあったのでは?という馬が見られなくもない。ヘヴィータンクは、まあ他馬に迷惑をかけなかった―それ以前に他馬に迷惑をかけるような機会すらなかったのが幸いか。

 

金鯱賞を予想しようと思ったら、これも9頭立てという、「何じゃこりゃ?」という頭数。サトノダイヤモンドやスワーヴリチャードがこわくて回避が続出したわけでもないでしょう。

一方で18頭フルゲートのフィリーズレビュー。兵庫からスウォナーレが参戦。「園田クイーンセレクション」を勝っている重賞馬なのですが、血統的に芝で好走するとは考えづらい。「園田クイーンセレクション」は9番人気での勝利。負かした笠松のスリルトサスペンスがその後東海地方の3歳重賞で活躍しているのですが、近畿、東海レベルでは余程抜きんでていなければ、ここで結果は望めない。芝と砂ではやはり違う。ラブミーチャンですらここでは歯が立たず、以降暫く勢いを殺がれた。今後のことを考えると、ここに出るのはスウォナーレにとってプラスとは……。

 

◎3枠6番 アマルフィコースト(浜中/4番人気 7.2倍)

〇4枠7番 モルトアレグロ(田辺/1番人気 3.5倍)

▲5枠9番 アンコールプリュ(藤岡康/2番人気 5.3倍

△1枠2番 デルニエオール(岩田/5番人気 9.5倍)

△5枠10番 リバティハイツ(北村友/8番人気 20.3倍)

×2枠3番 マドモアゼル(松田/14番人気 70.2倍)

(単勝人気とオッズは前日のもの)

 

内回りコースということで外枠は不利…と思ったら、昨年は16番、15番、13番枠で決まっている。それ以前でも、6枠、7枠までは結構馬券に絡んでいます。息がつきにくいコースで直線で坂があることもあり、先行馬不利…かと思いきや、昨年こそ後ろで決着しましたが、良馬場で前残り決着の年もある。

アマルフィコーストはパワーもあるダイワメジャー産駒で、デビュー戦は逃げ切ってこのコースを勝っています。ファンタジーSを見ると、直線平坦なコースだと却って切れ負けしてしまうのかも。阪神や中京のような、直線もうひと踏ん張り、というコースの方が向いているように思います。

モルトアレグロは美浦の馬ですが、阪神JFで5着、それから京都の紅梅S(OP)を勝利と輸送は苦にしない。休み明けのアマルフィコーストと違って1月に使っているのは強みですが、今後のことを考えると、ここで結果を出しても、今回も含め輸送競馬を繰り返していることもあり、桜花賞で余力があるか気がかりではあります。

デルニエオールは全兄にドリームジャーニーオルフェーヴルと期待の血統。成績は今のところどちらかといえば地味ですが、デビュー戦から、中団から差すというセンスのある競馬をしてくれている。内回りということで4コーナーで膨らみやすく、直線ばらけ易い。岩田が道中経済コースで脚を溜め、直線でインを突ければ。幸い馬場もそれほど痛んでいないよう。インを突かない岩田は、気持ち悪くない江頭2:50と同じ。

外枠にコーディエライト、ラブカンプーと逃げ馬2頭。コーディエライトは阪神JFで13着と惨敗しましたが、新潟2歳SファンタジーSと重賞連続2着。更に外にラブカンプーという逃げ馬がいなければ印を打ったでしょう。ラブカンプーも2走前、逃げてモルトアレグロから0.2秒差2着。コーディエライトは惨敗した阪神JFが道中2番手だったことから、今度はハナでレースを引っ張りたいかもしれませんし、これまで全て逃げてきたラブカンプーがあっさりどうぞ、と譲るとも思えない。となると速いペースになるかも。その中で先行勢で粘り込みがあるとしたら、内枠でパワー型ブラックタイド産駒のマドモアゼルだと踏みます。関東馬ながら京都で勝ち鞍があるのですが、ここ2戦、馬体の増減が激しいのは気がかり。

 

買い目は6を軸に三連複2、3、7、9、10に流して10点。