粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

岩手競馬の薬物事件について。

木曜日の競馬の結果

笠松競馬「ラブミーチャン記念」…三連複860円&馬単360円的中(11点)

1着 3番ボルドープラージュ(1番人気)◎

2着 6番アヴニールレーヴ(2番人気)〇

3着 8番ボルドーシエル(6番人気)✖

勝ちタイム 1:41:6(良)/昨年の勝ちタイム 1:43:9(チェゴ・良)

コースレコード 1:38:4

 

獲ったことは獲ったのですが、当初はボルドープラージュ1着、アヴニールレーヴ2着固定での三連単流しを考えていたのです。アヴニールレーヴは園田からの輸送やスタミナの課題もあったので馬券圏外もないとはいえず、保険としてボルドープラージュからの馬単流しも買っていたのに、本線が三連複流しというのはあまりに弱気でした。三連単なら2,120円だった。

岡部らしく、逃げた馬を番手でマークし、3コーナー辺りで並びかけてかわすという、笠松での勝ち方の見本。スタートも良く、勝ちタイムも2歳戦で良馬場としては優秀。今後が楽しみな逸材です。2着アヴニールレーヴも距離不安が囁かれながらも頑張った。ただ、最後、いったんは大きく突き放した3着馬に詰め寄られているところからも、距離は1400メートルがベストか。3着ボルドーシエルは渡邊が他地区の馬のテン乗りでありながら積極的な騎乗で3着。出脚は良かったのですが、勝負どころで鈍いのか、先着2頭に置いていかれたのが痛かった。最後はかなり詰めてきただけに。ちなみに今開催から渡邊の兄弟子(?)水野翔が復帰。「ラブミーチャン記念」当日も2勝。金曜日は勝ち星なしでしたが通算5勝と存在感を示しました。

 

最近またコメントへの返信が滞りがちなのですが、どうかご容赦を。この程度の記事でも、記しているとそれだけで時間を費やしてしまい、コメントの返信まで時間が回らない。コメントへの返信も、結構時間をかけるのです。昔は睡眠時間3、4時間でもノープロブレムだったのですが、今はある程度確保しておかないと翌日の仕事に支障をきたしてしまう。「齢だなァ…」と溜息をついてしまうのですが、自分より10歳年上の岡村靖幸のキレッキレのダンスをPVで見ると、心の持ちようなのかなとも思ってしまう。

 

さて、今回の「ラブミーチャン記念」で3着だったボルドーシエルが所属する岩手(盛岡・水沢)競馬で深刻な問題が起こりました。短期間のうちに薬物事件が3件。さすがに岩手競馬は自主的に無期限開催中止の措置を取りました。

凱旋門賞のときにディープインパクトから検出され、失格処分となったのは、気管支拡張剤のイプラトロピウムで、これは治療用の薬物。絶対に使ってはいけないものではなく、レース前後の特定の期間に薬物が残っていなければ問題ない。ディープインパクト陣営は薬物が馬体内から完全に消える時期の計算を間違えたか、もしくは過失で薬物を、例えば寝藁の上等にこぼしてしまい、それを馬が後日摂取したため、陣営が意図的に投与してしていない―従って馬体内に残っているなどとは露思わない―薬物が検査時期まで残ってしまったようです。

今回のボルデノンは筋肉増強剤。治療用の薬物ではなく、通販で普通に買える代物です。2016年には笠松で藤田正治厩舎の管理馬から検出されています。今回の岩手は9月のときと同じ高橋純厩舎。私は岩手競馬についてはそれほど詳しくなく、高橋純師や同厩舎のスタッフがどういう人たちなのかわかりませんが、故意とは到底考えられない。

7月の三野宮厩舎、9月、そして今回の高橋厩舎の管理馬から検出されたボルデノンはディープインパクトのときのような治療薬ではなく筋肉増強剤なので、明らかなドーピング。ただ体内の残留期間が長期なので、一部の大事に扱われている有力馬を除けば、短い間隔で出走する地方競馬では、絶対バレるに決まっている。そして得られる賞金額と発覚したときのペナルティを秤にかければ、割に合わないことも明白。それでもたまに厩舎が成績不振に陥り、焦燥の挙句「魔が差して」やってしまう関係者がいたりするのですが、厩舎の誰かが筋肉体操に憧れてボディビルやっていて、自分が摂取するつもりで思わずこぼしてしまった筋肉増強剤を馬が摂取するなんてケースは到底考えられない。おそらく最初の7月のケースについては、関係者の薬物への無知による「軽い気持ち」が引き起こしてしまったものか。

高橋厩舎の関係者が三野宮厩舎の管理馬から薬物が検出され、ペナルティを課された件を見ていながら、2か月後に同じことをするというのは常識的では考えづらい。高橋厩舎の1度目のときは、同年で2度目の薬物事件ということで大騒ぎになり、開催自体が1日中止された。そこから2か月後に同じことが繰り返されるとなると、これまでの薬物事件とは、まったく別種のものと考えざるを得ない。

考えられるのは「怨恨」。競馬場や厩舎関係者に恨みを抱く何者かが、陥れようと薬物を馬に投与した。しかし外部者が侵入して競走馬に薬物を投与するのはかなり困難らしく、内部犯行説もある。でもまったくの外部者は難しくても「元」内部の者なら……ただここから先は憶測でも勝手なことを記していいものではない。

言えるのは、原因や経緯がわからない、うやむやのまま再開しても同じことが繰り返される可能性を孕みつつということになり、またいつ仕掛けられるかわからない爆弾に怯えながら開催を続ける羽目になる。そして次爆発したらもう終わりです。今度こそ真相を明らかにし、それが岩手競馬の評判を一時的に落とすものであっても隠すことなく公表するべきでしょう。