粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

エムエスクイーンは辛勝なれど収穫あり―「ライデンリーダー記念」回顧

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1月5日の

京都金杯」は

2019年初っ端から

カスPに精神的打撃を

与えるレースとなった。

中央京都「京都金杯」…ハズレ

1着 12番パクスアメリカーナ(1番人気)▲

2着 5番マイスタイル(5番人気)△

3着 7番ミエノサクシード(11番人気)✖

 

更に追い打ちをかけるように、モリアテ教授から悪意に満ちたメールが…。

大変遅くなりました。
今年もよろしくです。
京都金杯、かちゅはるのおかげで馬連ゲット
中山金杯、タニノフランケルのおかげで馬連・3連複ゲット
早速、買わされました。

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 神よ、

この野郎に天誅を!

というわけで明日のシンザン記念はケン。

かといって今更ホープフルSや「東京大賞典」の回想をするのも何だし…というわけで、今年の東海公営クラシックを占う意味で、12月30日、笠松競馬場で行われた「ライデンリーダー記念」の回想を。

勝ったのは単勝1.1倍、7連勝中で圧倒的人気に推されたエムエスクイーン。ただし、勝ったとはいえハナをハッピーフライト、ポルドープラージュに抑えられ道中3~4番手。実況に「伸びを欠いている」と言われながらもゴール直前、ギリギリでボルドープラージュをクビ差かわし、渡邊竜也の重賞初制覇を阻止して連勝を8に伸ばしたとはいえ、これまでの大差勝ちとは打って変わっての辛勝となった。これで今年後半崩れてしまったサムライドライブと重なり、結局はこの馬も「鳥なき島の蝙蝠」に過ぎないのでは?と落胆した人もいるかもしれない。

12月7日の「マイル争覇」で大敗を喫したサムライドライブは正月開催の名古屋の目玉重賞「名古屋記念」を回避、笠松の年始重賞「白銀争覇」に登録。「名古屋記念」ではハナを取れそうになく、ハナが取れそうな「白銀争覇」の方が与しやすいという理由らしいが、この陣営のコメントが本当なら情けない話だし、それ以上に致命的弱点を自ら晒したことになってしまう。「サムライドライブ殺すにゃ刃物はいらぬ。テンでハナを叩けばいい」だ。サムライドライブははじめの方こそ比較的接戦での勝ちもあったが、その後逃げて大差で離して勝つという形が定番となってしまった。前にも述べたが、丸野が強引に斜行してハナを制した「駿蹄賞」を見たとき危惧したのが、そこまでしてハナを奪わないといけないのか?ハナを取れなかったときに自身のリズムを保って流れに乗れるか?だったが、危惧が現実となったのが園田「兵庫クイーンカップ」。1番人気に推されながらも出遅れたサムライドライブは道中押し上げることもできないまま、勝負どころでは溺れて何かに捕まろうとあがくような哀れな走りっぷりで、見るに堪えないほどだった。角田輝也師ほどの調教師が「先手が取れそう」—つまり相手が手薄という理由だけで「名古屋記念」ではなく「白銀争覇」へ向かうなどという後ろ向きな思考をするとは考えにくいが、事実ならもうサムライドライブに、好位で控えて勝負どころまで脚を溜めるという競馬を教えることを諦めたということだ。そんな一本調子の馬が東海の外で他地区の強豪相手にまともに戦えるはずがなく、東海の中でも遠からずフェードアウトするほかない。

一方エムエスクイーンは、見方を変えれば「ライデンリーダー記念」で3~4番手から最後の直線、苦しみながらも最後混戦の中、ボルドープラージュを外から差し切った。実況アナが言ったように決して鮮やかな末脚とはいえない。それでも直線で後ろから差したということに大きな価値がある。番手抜け出しとも違う。エムエスクイーンは接戦で苦しみながら勝つことを覚えた。勝負根性という潜在能力が発現したといえる。そして特筆すべきは時計の速さ。このレースがはじまって以来、2番目の速さ。それだけハードな戦いを制したということは、今後不本意な位置取りや展開になってしまったときも、サムライドライブと違って自力でこじ開けられる可能性があるということだ。

ライデンリーダー記念」は中央でも蹄跡を残した名牝の名を冠しながら、勝ち馬の3歳になってからの成績は思ったほど振るわない。おそらくこれでエムエスクイーンは評価を落としただろうが、私は却ってこの馬が楽しみになってきた。元旦名古屋の3歳重賞「湾岸ニュースターカップ」ではブライアンビクター、フォアフロントの笠松勢2頭が途中から後続を千切ってワンツーという派手な勝利を演じたが、派手さの割に時計は大したことない―相手の名古屋勢のレベルが低すぎてワンサイドと化し、結果時計も遅くなったと考えることもできるが。とはいえそれまでの成績からも、エムエスクイーンと激闘を演じたポルドープラージュに僅か劣ると見ていいだろう。現時点では混戦といっていい。エムエスクイーンは今後1戦1戦、着順よりも内容が問われるようになってくる。竹下師はこの馬の勝負根性を培うようなレースを騎手にさせて欲しい。

敗れて強しはポルドープラージュ。「ラブミーチャン記念」勝ちは伊達でないことを示した。今回は渡邊が騎乗したが、岡部によほど地元で有望なお手馬が出てこない限りは、大一番ではやはり岡部が乗るだろう。今後はこの2頭を中心に、ブライアンビクター、フォアフロント、「ライデンリーダー記念」3着だった名古屋リードメロディー辺りが惑星となり、あとは新興勢力が出てくるかどうか。ナラは転入初戦は時計も優秀な勝ち方をしたが、今回は見せ場がなかった。能力的にはクラシック戦線に食い込めるだけのものはあるはずなので、今後の巻き返しに期待したいところ。