粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

コパノキッキング最後方待機の真相は?

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権兵衛:あの…私たち、

今回は的中させたし、

プラス収支なのに

どうしてここに

呼ばれたのでせうか?

 

やよいさん:あなたたち、

本当に競馬ファンですかぁ?

日本の女性騎手がはじめて

中央GⅠに出場したんですよぉ?

菜七子さんのお馬さん1着固定で

2着3着ともに残り13頭全部という

3連単フォーメーション(156通り)を買う

侠気というのはないんですかぁ?

 

権兵衛:幾ら何でもそれは無茶としか…

 

やよいさん:あなたたち、馬券さえ

当たればいいんですかぁ?

競馬に夢とロマンを求めない

単なる馬券オヤヂですかぁ?

ホント情けないですぅ

 

カス:もし仮にそれやってたら、

それはそれで「現実見てない」とか

お説教たれるのでは…

 

やよいさん:

しゃーらっぷですぅ!!!

ふたりともどうせ今年も

ろくすっぽ当たらないんだから

せめてダチョウ倶楽部みたいに

体張って予想対決を

盛り上げなさいですぅ!

 

日曜日の競馬の結果

中央東京「フェブラリーS」…カスP 三連複2,310円&馬連430円的中(15点)/逆神の権兵衛 三連複2,310円的中(10点)

1着 6番インティ(1番人気)カス〇 権▲

2着 3番ゴールドドリーム(2番人気)カス◎ 権〇

3着 2番ユラノト(8番人気)カス△ 権×

 

インティが7連勝(8戦7勝)でGⅠ戴冠。父ケイムホームは期待された輸入種牡馬だったものの、活躍馬は佐賀「サマーチャンピオン」勝ちのタガノトネールファンタジーSを勝ったサウンドリアーナくらいのもので、サウンドリアーナもユニコーンS2着以降はまったく振るわずに終わった。結局九州(鹿児島)に移ることになったのですが、ここで超大物が現れました。ホッコータルマエコパノリッキーが去り、主役不在かと思われたダート路線、次の主役と目されたルヴァンスレーヴの調整が遅れている中、ダート界を盛り上げる一頭が現れました。今回も2着に敗れたものの、揺るがぬ存在感を示したゴールドドリームも含め、今年のダート路線も熱くなりそうです。

さて、藤田菜七子のコパノキッキングですが、スタートは良かったものの、敢えて抑えて最後方に。何やってんだ?と思いましたが、これは勝負どころまで死んだふりしていろというオーナー・Dr.コパ(小林祥晃)氏の指示。やはり最後は外を回して上がり2位の末脚を繰り出したものの、結局5着。勝ち負けに加わることはできませんでした。

武豊が逃げ馬に乗る以上、意地悪に絡む馬がいなければスローは必至。絡むかと思われたノボバカラはスタートが振るわず、前に行く素振りを見せたサクセスエナジーも結局インティに譲った。逃げる武豊ほど厄介なものはない。こうなると案の定ペースは超スローで、スタートで抑えず、予想で述べたとおりに中団に位置していたら…と思ったのですが、レース後考えてみると、こんなコト素人の私でも安易に想定できること。長年馬主をやっているDr.コパ氏がわからないはずがないのです。それでも最後方待機を指示したのは、やはり1600メートルの戦いで、勝負どころまで脚力を温存させるため。

もし私が馬主なら、先述したようにスタートで決まれば根岸Sのように中団で…と言ったでしょう。ただこれは1400メートルの根岸Sと違い、更に伸びた200メートルで失速する虞があります。つまり1600もつかもたないか、賭けのようなもの。

これは飽くまで私の勝手な憶測ですが、コパ氏にとって想定外だったのは、ペースがスローになることではなく、藤田菜七子のGⅠ騎乗が、競馬ファンの中だけに留まらない大きな話題に膨れ上がったことではないでしょうか?朝日新聞ですら「天声人語」に、藤田のGⅠ出場をテーマに採り上げた。こうなると惨敗したとき、「この馬には距離が長過ぎた」はなかなか通用しない。心無い輩は「所詮女性騎手はこんなもの。GⅠなんか分不相応。ローカルの平場でマスコットやってればいい」と囀り出す。今まで藤田が築き上げたものを壊しかねないのです。道中力を使わせず、すべてを末脚に持っていけば、展開上勝てる可能性は大きく減るが無様なレースになることは避けられる。格好さえつければ藤田のキャリアに傷をつけずに済む。これが勝負どころまで死んだふり作戦に繋がったのでは?「この馬は1400メートルまで」というマーフィーの「呪いの言葉」に惑わされた気もしますが、結果として1600メートル無難に走りきり、5着掲示板と面目は保ちました。

それに今まで重賞勝ちもない3年目の騎手がいきなりGⅠを勝てば、最高にドラマチックですが、それが今後彼女に大きなプレッシャーとなり、彼女の騎手としての成長への障壁になってしまうかもしれない。コパ氏がそこまで考えたかはわかりません。次は「かしわ記念」と言ってるし。ただ、船橋で東京と同じ乗り方はできない。「かしわ記念」なら今度こそ1600メートルで通用するか試される場となるでしょうが、地方の交流GⅠは木之前葵が「ジャパンダートダービー」に出走しているので、今回ほどの注目も重圧もない。

名古屋競馬は「ぜひとも『かきつばた記念』(1400メートル)に」とコパ氏の元に飛んでいきたいでしょう。ここで藤田鞍上のコパノキッキングが名古屋に来るとなれば、大盛況売り上げウハウハ間違いない。でもハンデ戦だけに、さすがに受賞ふたつ勝って中央GⅠで5着となると斤量も…ハンデ戦はハンデキャッパーが決めるのだから、ここはコパノキッキング52キロで、他の中央馬は実績関係なしにすべて59キロと、佐川某とか柳瀬某も裸足で逃げだすスーパー忖度もありかも。

何にせよ、藤田は中央GⅠ初騎乗というだけでなく、周囲の異様なプレッシャーもある中で、しっかり仕事をした。私はコパノキッキングはクセのない馬だと思っていたのですが、実は結構気難しいタイプらしい。ここは彼女を手放しで褒めていいでしょう。