粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

東海公営クラシック戦線を振り返る。

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朝、何気なく朝日新聞を捲っていたら…今日って平日だよな。中央のGⅠなんてないよな。

まさか朝日新聞にこうも大きく地方競馬交流重賞の広告が掲載されるとは。もしかしてこれも藤田菜七子効果なのかな?それにしてもさすがはトーキョーシティ競馬でございます。笠松競馬じゃ、最高賞金額のレース「笠松グランプリ」を宣伝するとして、たとえ岐阜新聞でもこれだけの広告が打てるか…?ちなみに大井は新イメージキャラクターに賀来賢人を起用。笠松岐阜市出身で来年の大河ドラマでも美濃の戦国大名斎藤義龍役で出演する伊藤英明なんかどうかと思えど…前年度も黒字だったとはいえ、そこまでお金の余裕ないなぁ。

 

水曜日の競馬の結果

大井競馬「東京スプリント」…三連複870円&三連単8,020円的中(16点)

1着 8番キタサンミカヅキ(4番人気)〇

2着 6番コパノキッキング(1番人気)▲

3着 7番ヒロシゲゴールド(2番人気)◎

勝ちタイム 1:11:6(不良)/昨年の勝ちタイム 1:11:8(リッカルド・不良)

コースレコード 1:10:1

根岸Sで惨敗しただけで、勢いあるとはいえオープン勝ちの実績までしかないホウショウナウより下の4番人気に甘んじたキタサンミカヅキは、ちょっと軽んじられたような感じでしたが、実質上中央のGⅠに等しかった昨年「JBCスプリント」(京都)3着馬で、2年連続同コース同距離の「東京盃」覇者、その実績を改めて思い起こさせる走りでした。中央から移籍してまだ2年経っていないのですが、スプリント戦線においてはすっかり地方競馬の「顔」になり、特に大井は、すっかり自身のホームグラウンドにしてしまいました。笠松マーチステークス」のメモリージルバに続き、キングヘイロー産駒が亡き父に花を添えた形。同産駒はどちらかといえば晩成の傾向があるのですが、メモリージルバといいキタサンミカヅキといい、高齢になっても衰えを知らない。

コパノキッキングはレース前からイレ込んでいたらしく、スタートは悪く最後方。ただ開き直って後方待機などせず、早いうちから一気に前に押し上げた。この藤田の判断は間違いではなかったと思います。水浸しの馬場の中36.4という豪脚で追い上げてきましたが、スタートから上手く流れに乗れていたキタサンミカヅキには及ばなかった。

 

先週(4月4日)の笠松「新緑賞」は、下馬評通り地元サウスグラストップ(尾島厩舎・主戦岡部誠)が完勝。血統的にも1600メートルは未知数とされていたのですが、まだ伸びても大丈夫と思わせる走りっぷりでした。ただ、今回は相手の殆どとは既に勝負づけが済んでいて、他のクラシック有力馬との力関係を測るには、参考にはしづらい。

3月13日には「東海ダービー」トライアルの「中京ペガスターカップ」があり、トリマゴラッキ(竹下厩舎・主戦村上弘樹)が勝ったのですが、これは東海地区デビュー馬限定のレース。レベル的にはあまり高くはない。「新春ペガサスカップ」(1月16日)こそ勝ち馬アンタエウス(川西厩舎・主戦山田祥雄)から1.0秒差2着でしたが、「スプリングカップ」(2月26日)はそのアンタエウスに大きく離され6着。「中京ペガスターカップ」に続く3月27日の「若草賞」は詰めたローテながらも3着と善戦しましたが、勝ち馬からは2秒以上の大差をつけられている。笠松フォアフロント(井上厩舎・主戦佐藤友則)が2着でしたが、この馬もその前のレース「スプリングカップ」では、アンタエウスに1.1秒差つけられる4着。低レベルだった「湾岸ニュースターカップ」(1月1日)でも2着と勝ちきれず、この馬も惑星の域は越えられないか。

今のところ「東海ダービー」制覇に最も近いのは、1月29日の「梅桜賞」まで9戦負けなしのエムエスクイーン(竹下厩舎・主戦今井貴大)、「スプリングカップ」、「新春ペガサスカップ」を勝っているアンタエウスの2頭でしょう。エムエスクイーンは昨年11月末のレースでアンタエウスに圧勝しているのですが、現在脚部不安でレースは自重している様子。「駿蹄賞」に間に合うかどうか。一方アンタエウスは順調に使われていて、特に1800メートルの「スプリングカップ」を勝ったのは大きいのですが、どういうわけか中央の毎日杯に参戦。殿負けは当然なれど、果たして悪い影響がないか懸念が残ります。ちなみに「新緑賞」2着だったニューホープ(尾島厩舎・主戦佐藤友則)は、その前に中京ファルコンSに参戦、やはりそのときのダメージが懸念されましたがレースでは2着連対。ただ、勝ったサウスグラストップには1.6秒も突き放されました。

順調度ではサウスグラストップ。時計もいいものを持っています。ただし速い時計が出にくい名古屋の1900メートル(「駿諦賞」は1800メートル)で、かつ相手強化でどこまでやれるかは未知数。あとは「若草賞」を圧勝したゴールドリング(塚田厩舎・主戦友森翔太郎)が「スプリングカップ」でアンタエウスに0.3秒差2着。道中アンタエウスにしつこくつきまとい、陣営に嫌がられた善戦ぶりでした。この馬がクラシックに向かうか「グランダム・ジャパン」路線を歩むかでしょう。残念なのは「ライデンリーダー記念」等でエムエスクイーンと差のない戦いを演じられた笠松ハッピーフライトが「若草賞」で競走中止、そのまま引退となったこと。

やはり「東海ダービー」の前哨戦であり、東海公営版皐月賞—南関でいう「羽田盃」か—「駿蹄賞」が最大の鍵となるでしょう。ただ、王道路線だと「駿蹄賞」だけが前哨戦になってしまう。昨年がそうだったように、ここでの結果がそのまま「東海ダービー」の結果になるわけでもないのですが、中央のダービーに「皐月賞」、「青葉賞」、「京都新聞杯」と幾つかルートがあるように、笠松で4月の終わり辺りに1900メートルの3歳重賞を作って欲しいところ。5月下旬に「ぎふ清流カップ」という1600メートルの新しい古馬重賞があるのですが、SP1とはいえ、正直あまり位置づけがわからない。これをもうちょっと早めて3歳重賞にできないものかと思うのですが。