粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

日曜京都メイン「天皇賞春」(GⅠ)予想

大ヒット漫画「キングダム」が映画化し話題を集めていますが、実は私はこの漫画、読んでいません。食わず嫌いと言われるかもしれませんが、絵柄がどうも馴染めないというのもあります。主人公の「信」は秦の名将・李信がモデルらしいということは知っているのですが。それについて大ヒットの揚げ足を取ろうとどこかのネット記事で「ざんねんな史実」と、対楚戦の大敗を挙げている作家がいましたが、この作家、著作を見ると、武田騎馬軍団はポニーに乗っていたとか、ちょっと歴史を齧ったことがある人ならだれでも知っている事柄を集めて安っぽい本を出している作家だった。

李信が項羽の祖父である楚の名将・項燕に敗れた後、王翦が60万もの大軍でもって楚を圧し潰した。鄭問氏の漫画「東周英雄伝」での王翦の回では、李信は楚に敗れた後、庶民に落とされ、楚を滅ぼした後の王翦が、以前李信から買い取った邸宅を李信に譲ったエピソードが描かれていました。若い李信はいずれ慢心で失敗すると老練な王翦は読んで彼の邸宅を買い取り、普段王翦に敬意を持って接してくれた李信が全てを失ったとき、それを無償で返したというわけです。それを悟った李信は回のラスト、「あなたこそまこと私の偶像となるに恥じぬ方だ」と王翦への敬意をあらたにする。

漢の時代、戦争に敗れて戻ってきた将軍は即処刑というわけではなく、金銭を贖った上で庶民に落とされる—つまり裸一貫からやり直すという処罰がありました。もしかしたら秦も同じかもしれず、鄭問氏の漫画は脚色もあるでしょうが、一時的に李信が庶民に落とされた可能性は充分ある。ただし漢の時代、戦争で失敗し庶民に落とされた張騫が再度登用されたように、敗者復活戦が用意されることは結構ありました。何にせよ李信は再びチャンスを与えられ今度は王翦の息子、王賁とともに燕や斉を攻略するのに活躍。始皇帝の中華統一に貢献し、失敗を挽回するのに成功した。

特筆すべきは李信も王賁も、始皇帝死後の政治の混乱で、蒙恬や李斯のように命を落とさなかったこと。王翦が小人を装って始皇帝の猜疑心をかわしたのに倣ってか、李信も王賁も中央から距離を置いて混乱に巻き込まれず済んだのでしょう。漢の不運な名将・李広や、その孫で中島敦が描いた悲劇の名将・李陵は李信の子孫です。李陵は漢に戻ることを拒み匈奴の地—西域に骨を埋め、その子孫李暠が華北五胡十六国時代に西域を拠点に一大勢力を築きました。王賁の子孫は貴族となり、華南の東晋時代に偉大なる書家・王羲之が世に出ます。

 

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…お前誰よ?

 

天皇賞春の予想を。

オグリキャップ記念」の前のアンカツの「天皇賞春」の予想トークで、かつてスズカマンボで同レースを制したアンカツが語っていたのですが、3200メートルで序盤から折り合いを失うと馬よりもまずそれを御する騎手の体力がもたず、手綱を握る手が痺れて間隔を失い、最後の直線になるともう馬を追う腕力さえ失ってしまうという。昨年の予想トークでも言っていたのですが、大事なのは上手く内に潜り込むこと。外を回すと距離ロスになるし壁を作ることもできない。そういう点で最強の1勝馬(?)エタリオウはいい枠に入ったとアンカツは述べていました。今回は少頭数だから進路を閉ざされる可能性もいつもより低い。ただ一方で、一番外でも13番枠。内外に圧倒的な差ができるというわけでもなさそう。

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ちなみに後日また語ろうと思うのですが、笠松競馬場ではアンカツ長谷川満アナからも会場のファンからもいじられキャラとして完全に定着してしまったような…。

 

<逆神の権兵衛の予想。単勝オッズと人気は前日のもの>

先行優位の傾向あり、逃げ残りによる大穴決着も結構あるが、今回逃げタイプが複数いて前残り狙いで飛びつくのもどうか?のメンバー構成。かといって人気馬の撃沈もオルフェーヴル等間々有り、さてどうしたものか、というのが本心で…。

◎2枠2番 エタリオウ(デムーロ/2番人気 3.7倍)
勝鞍は未勝利のみも条件戦でもG1でも崩れない堅実派。単勝は兎も角連複の軸なら。
〇7枠10番 フィエールマン(ルメール/1番人気 3.2倍)
菊花賞勝ちと距離とコース合う。位置取り自在で3着以下無しと堅実も休み明けどうか?

それ以外には前残り怖い4番ヴォージュ、5番メイショウテッコン、13番ロードヴァンドールに長距離適正ある9番ユーキャンスマイルに一変怖い古豪の12番クリンチャー、1番チェスナットコートら馬券圏内と思われる馬が多数、となると、馬券は恥もへったくれもなく、

ワイド2-10

の1点で参ります。オッズ2倍程度はあるので、下手に多点張りしてトリガミよりマシ、と言い訳は立つかと。

 

<カスPの予想>

◎2枠2番 エタリオウ

〇6枠9番 ユーキャンスマイル(岩田/3番人気 6.4倍)

▲7枠10番 フィエールマン

△5枠7番 グルーリーヴェイズ(戸崎/6番人気 11.9倍)

△5枠6番 カフジプリンス(中谷/9番人気 32.2倍)

✖4枠4番 ヴォージュ(和田/12番人気 46.3倍)

 


【天皇賞秋】M・デムーロが天皇皇后両陛下に最敬礼【名シーン】

2012年、天覧競馬だった天皇賞秋。エイシンフラッシュで勝ったデムーロ今上天皇の前で下馬し、跪いて最敬礼をとった。その今上天皇もこの天皇賞の日を含めて在位はあと3日。在位中最後の天皇賞を勝つのはデムーロでしょう。

買い目は2を軸に三連複4、6、7、9、10に流して10点。

 

 

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調教絶好 5・10・13
調教不調 1・3・11
◎6枠9番 ユーキャンスマイル