粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

名古屋競馬「東海ダービー」全出走馬紹介&予想

東海ダービー」の全出走馬の紹介と予想を。当初はエムエスクイーンを中心に、あとはアンタエウス、ゴールドリングサウスグラストップで決まるかと思えたが、アンタエウス、ゴールドリングは本調子になく、サウスグラストップに至っては引退。2番手以降はまったくわからなくなってしまった。本調子でないことに目を瞑って実績を取るか、順調度に重きを置くか。

 

1枠1番 エムエスクイーン 今井貴大/名古屋・竹下厩舎

バトルプラン/母父タイキシャトル

 デビュー以来負けなしの10連勝で、前哨戦である「駿蹄賞」もマイナス15キロという大幅な馬体減ながら勝利。2着馬に0.4秒差という着差は地方競馬ではあまり派手な方ではないが、これまでハナノパレード、サムライドライブと「駿蹄賞」で派手な勝ち方をした馬が「東海ダービー」で圧倒的支持を背負いながら敗れた例は幾つもある。僅差で勝った笠松ライデンリーダー記念」で感じたが、接戦で競り勝てるというのがこの馬の強さではなかろうか。今回1番枠を引いたことでおそらくはハナで勝負するだろう。スピード能力にも優れ、笠松のよう時計の出る馬場でもスピード負けしないだけに、後続にマークされても振り切る力も、競りかけられても屈しない根性も持っている。良い意味でレース間隔が開き、馬体も回復しているだろう。おまけにライバル馬が悉く躓き、引退もしくは順調を欠いている。競馬だけに何が起こるかわからないのは安田記念で証明済みだが、何もなければこの馬が無敗のダービー馬になるだろう。ここで結果を出せば他場への遠征も視野に入るだろうが、この馬の名前を呼び慣れない他場の実況アナがどこかで「エスエムクイーン」と言い間違えるはず。

 

2枠2番 モエレキンジトウ 柿原翔/名古屋・竹下厩舎

ゴールドヘイロー/母父サンデーガルチ

「駿蹄賞」8着。その後5月28日の特別戦で勝ち馬アビゲイルから2.0秒差5着。立て直すよりも、むしろ無駄に消耗させてしまった感がある。時計的にも強調すべき点はなく、エムエスクイーンと同厩舎だが、援護射撃もできないだろう。せいぜい無理にでもスタートダッシュをかけ、外の馬がエムエスクイーンを邪魔しないようしばらく横で盾になるくらいか。

 

3枠3番 ゴールドリング 友森翔太郎/名古屋・塚田厩舎

エスポワールシチー/母父タイキシャトル

有力馬の一角だが、4月16日「東海クイーンカップ」を圧勝した後、兵庫「のじぎく賞」に登録しながらも回避。「関東オークス」と天秤にかけた末「東海ダービー」を選択したが、「のじぎく賞」を回避した結果他の馬と較べレース間隔が延びてしまった。上位入線すれば「グランダム・ジャパン」3歳シリーズ勝利をほぼ確実にでき、しかも相手関係的にも明らかに優位だった「のじぎく賞」を回避したのは、馬体の問題以外に考えられず、追い切りの動きも陣営のトーンも冴えない。とはいえ笠松のサウスグラストップが骨折で引退、アンタエウスも順調とはいえないので、実力上位だけに力を出し切れる状態になくても、7~8分の力を出せれば、馬券圏内入線なら射程範囲内にある。

 

4枠4番 ノーブルソレイユ 宮下瞳/名古屋・井出上厩舎

クロフネ/母父ダンスインザダーク

ここ5戦も最高が5着で、重賞3戦に至っては掲示板にも載っていない。全体的にも1組1勝程度では到底期待できない。

 

5枠5番 アビゲイル 大畑雅章/名古屋・今津勝厩舎

トーセンジョーダン/母父タイキシャトル

「若草賞」で殿負け。前走3歳1組の特別戦は圧勝したが、エムエスクイーンと同型であるうえ、能力が違う。距離的にも不安があり、同馬を追走するものの最後までついていけず、3コーナーを待たず力尽きて脱落する光景は容易に想像できる。ただ、2走前に0.2秒差で降したクリスマスベルは笠松「ぎふ清流カップ」で道中先頭を走り、結果4着に残った。エムエスクイーンを意識せず、道中この馬のリズムで走れたら、状態は悪くないだけにあるいは3着はあるかもしれない。

 

5枠6番 オイコイケ 藤原良一/名古屋・荒巻厩舎

父セイントアレックス/母父ステイゴールド

最近は実況アナウンサーもアクセントを変えてごまかすのを諦めた感がある、ネーミングセンスに些か問題ある馬。「東海クイーンカップ」で10番人気ながら後方から3着に突っ込んできた。常に後方からの馬で、ハマれば、という面があるので侮れないが、ハマらなければただの馬場掃除役。「忘れた頃の」一発屋臭がする。2歳時に「ゴールドウイング賞」4着の実績もあり、他の脇役たちに較べれば厳しい重賞で揉まれ続けているので、人気がないようならダメ元でヒモ穴にするのも面白い。

 

 6枠7番 マコトネネキリマル 岡部誠/名古屋・角田厩舎

マコトスパルビエロ/母父フジキセキ

中央未勝利から転入して4連勝、前走は交流戦JRA勢を捻じ伏せた。とはいえ名古屋に転入後は1400メートルしか使われていないし、重賞も未経験。父マコトスパルビエロは2009年「名古屋グランプリ」を鞍上安藤勝己で勝利、今年2月に放牧中の事故で死亡。半兄マコトタリスマン(父シニスターミニスター)は兵庫で活躍中。1870メートルでも勝っているので、血統的には兄より幾らか長距離向きだとは思うが…。「ネネキリマル」とは日本最大の太刀と呼ばれる祢々切丸から。

 

6枠8番 フォアフロント 佐藤友則/笠松・井上厩舎

スターリングローズ/母父ネオユニヴァース

サウスグラストップが引退し、今回唯一笠松からの参戦馬。前走アンタエウスを制して「ぎふ清流カップ」を勝利。ただ力の要する名古屋の馬場では詰めが甘く、「湾岸ニュースターカップ」、「中京ペガスターカップ」ともに2着。重賞とはいえ相手は弱く、相手強化の「駿蹄賞」ではエムエスクイーンに3.5秒差つけられた5着。ただし2着で同じ笠松のサウスグラストップはおらず、前走は笠松とはいえ3着アンタエウスを降した。4着アップショウは0.2秒と差がなく、2着なら十分に狙える。

 

7枠9番 リードメロディー 加藤聡一/名古屋・坂口厩舎

キャプテントゥーレ/母父スターオブコジーン

3歳のはじめ頃は、クラシック戦線最大の惑星と密かに目をつけていたが、ここ4戦まったく冴えない。相手も強力とは言い難い「ぎふ清流カップ」で7着では手が出せない。今回、これまで着けていた具を外してレースに臨むそうだが…。

 

7枠10番 アンタエウス 村上弘樹/名古屋・川西厩舎

ヨハネスブルグ/母父ディープインパクト

エムエスクイーンに対抗し得る唯一の存在だったが、「駿蹄賞」で3着ながら1.0秒差で同馬に完敗。「ぎふ清流カップ」を経て「高知優駿」に向かうつもりが、「駿蹄賞」で2.5秒差つけたフォアフロントに完敗。「高知優駿」行きを撤回し「東海ダービー」に。軽い馬場適性に不安があるのかと思ったが、どうも馬の状態自体あまり優れないらしい。個人的には行く必要がまったくなかった中央の重賞・毎日杯が遠因ではないかと思う。鞍上もデビュー以来11戦すべて乗っていた山田祥雄から村上に替わったが、この期に及んで鞍上を替える理由がわからない。

 

8枠11番 アップショウ 藤原幹生/名古屋・倉地厩舎

レッドスパーダ/母父サンデーサイレンス

「駿蹄賞」4着だが勝ち馬エムエスクイーンから3.3秒つけられており、逆転は至難だろう。その後5月12日にレースを使い勝利をおさめたが、以降馬体の疲労が抜けていないらしい。今年の「東海ダービー」は順調を欠いた馬が多すぎる。

 

8枠12番 マイネルゾンダーク 渡邊竜也/名古屋・藤ヶ崎厩舎

トーセンジョーダン/母父サンデーサイレンス

名古屋に転入後3連勝したが、その後1組でアップショウに完敗。前走もアビゲイルに1.9秒差4着。勢いがぱったり止まってしまった。そして今回この相手。本来ならモブ扱いだが、有力馬の多くが順調を欠くなか、中間は無難にこなした。鞍上も意外性のある渡邊。勝ち負けはともかく馬券圏内なら可能性がある。

 

印は以下の通りに打ちました。

◎1枠1番 エムエスクイーン

〇6枠7番 マコトネネキリマル

▲6枠8番 フォアフロント

△7枠9番 リードメロディー

△7枠10番 アンタエウス

✖8枠12番 マイネルゾンダーク

 

フォアフロントは「駿蹄賞」のときよりチャンスがありますが、やはり名古屋では笠松のようにはいかない。エムエスクイーンに届かないばかりか、伏兵に足元を掬われて3着、のような気も。その伏兵は距離は未知数なれど、名古屋移籍後負けなしのマコトネネキリマル。一気に相手強化…のはずですが、強力な相手がどれも順調さを欠いている。こういうときの岡部は恐い。

買い目は1を軸に三連複7、8、9、10、12に流して10点。

それから三連単1→7、8→7、8で計12点。