秋華賞の回顧は次回にして、岩手競馬「マイルチャンピオンシップ南部杯」の予想を。
1600メートル。第11R。17:30発走。
私はラグビーワールドカップは仕事もあり、まったく見ていないのですが、釜石で予定されていた試合が台風の影響によって中止。「南部杯」は開催するのかどうか気になったのですが、開催するようです。
昨年から岩手は不祥事続き。まあ某馬主の件は個人の問題なので別として、汚名返上のため岩手は「南部杯」の売り上げの一部を、今回の台風の被災者支援のため寄付してはどうかと思うのです。東日本大震災のときは助けられる方だった。ここで何もしなければ、次何かあったとき、誰もかばってくれなくなる。
今年の南部杯の顔ぶれを見るに、ゴールドドリームは鉄板として、ヒモが結構難しい。目玉は昇り馬のアルクトス。OP特別連勝を経てプロキオンS(中央GⅢ)を勝利。ゴールドドリームも昨年、1番人気に支持されながらルヴァンスレーヴに敗れた。アルクトスは叩き上げで、ルヴァンスレーヴとは経歴が違うのですが、勢いを持っていることに違いはない。
<カスPの予想>
▲7枠14番 ロンドンタウン(JRA・御神本)
△1枠1番 ミツバ(JRA・和田竜)
△5枠9番 オールブラッシュ(JRA・藤井)
ゴールドドリームは昨年、6月27日の「帝王賞」(1着)からここに来てルヴァンスレーヴに敗れた。今年は「かしわ記念」(5月6日)以来と更に間が空いている。大型馬の全部が全部とは言いませんが、叩いてからが本番というところもあります。それでもアルクトスではなくこちらを本命にしたのは、アルクトスが地方のコース未経験だから。
ロンドンタウンは9月23日の「日本テレビ盃」からという異色ローテ。2着とはいえクリソベリルに大きく突き放されて気落ちして「JBCクラシック」を諦めたにしてはおかしなローテ。それだけに不気味なところもあります。ミツバもそうなのですが、距離的に忙しいかもしれない。ただ、ともに先行力はあるのでマイルに対応できないことはないと思います。スタートダッシュでしくじらなければともに力は持っている馬。上位争い必至。
オールブラッシュは昨年5着。今年の「かしわ記念」も4着で、いまひとつ届かないのですが、展開次第では浮上できなくもない。本来田辺が主戦なのですが、田辺は今回アルクトスを選んだ。藤井勘一郎はやっぱり見ている限り、中央はレベルが高かったかと思わされるところがある。チャンスを潰してしまっているところを何度か目にしているんです。それでも回ってきたチャンス。ここはせめて3着に喰らいついて存在感を示して欲しい。このレースの前にも数レースでスポット騎乗。
サンライズノヴァは一時期の勢いはありませんが、プロキオンSではアルクトスから0.5秒差4着。それに良く見ると、ここ数戦、着順は微妙なれど大崩れはしていない。ミツバやロンドンタウンと比較すると、マイル適性はある。先述2頭がマイルのペースに対応しきれないなら。
大井の生え抜きモジアナフレイパーは実力はあると思いますが、ロンドンタウンやミツバ同様距離が忙しい。後ろからの馬だけにここは難しいか。何より大井しか走ったことがないだけに、左回りも高低差のあるコースも未経験。
笠松のナラは…まあ頑張ってくださいな。松本剛志も笠松に移籍してきたお陰で交流GⅠの大舞台に出られる…と言っていいのかどうか。
買い目は三連単4、13→4、13→1、3、9、14で8点。
馬単4→1、3、9、14で計12点。
<逆神の権兵衛の予想>
かしわ記念勝ちのゴールドドリームら古豪に対して3連勝でここに挑む新興勢力のアルクトスがどこまでやれるか?といった構図。参加することに意義があるメンバーを除いても馬券になり得ると思われる馬はロンドンタウン、オールブラッシュら複数居り馬券戦略は結構難しい。思い切って絞るか、手広く買うか、となると・・・
前年2着等安定感あるゴールドドリームと、初の地方コースが?も馬場が湿ってのスピード勝負は望むところのアルクトスの1点張りで、毎度のように
ワイド4-13
の1点で行きたいと思います。前日オッズで2倍あるので、下手に多点張りするよりは分かりやすいかと思います。敢て3連複買うなら、この2頭から1番ミツバ、14番ロンドンタウンの2点といったところですが、そこまでして3連系の馬券を買うメリットがあるかとなると…