粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

笠松競馬の不正事件について。その2。

最近どうも文章を記すのが億劫になってしまっています。記しづらいといえばいいのか。

長引くコロナ禍によって、人々の心が明らかに攻撃的になっている。しかもそれが行き当たりばったりっぽい。攻撃の対象が見つかれば、ネットという武器を使って二度と立ち上がれなくなるまで叩きのめす。それは社会的地位のある人たちに限らず、庶民や社会的弱者にも容赦なく向けられる。飲食店の経営が立ち行かなくなっていると報じれば、お前ら一日6万円助成金貰ってウハウハだろ。ホステスや風俗嬢が収入を失ったと報じれば、お前ら税金払ってないだろ、普段派手な生活して貯金していないからだ。困窮している人の実情を報じればアラを探して責め立てて、働こうと思えば仕事なんて幾らでもあるだろ、ウーバーイーツやれ。生活困窮者に補助金を支給する?皆苦しいのは一緒なんだ。俺たちは非課税のあいつらと違ってちゃんと税金払ってるんだ。もう一度全国民均一10万円寄越せ。コロナウイルスの蔓延によって、日本人は上から下まで、程度が露見した。これが美しい日本(By安倍晋三)。オリンピック中止に賛成。世界にこんな日本見られたくないわ。

 

とはいえ笠松競馬には厳しく言わないといけない。前回述べたように敢えて鬼になるのは、笠松競馬には何としても存続して欲しいから。

今回の件、悪いのは騎手や厩舎関係者だけではない。私は事務方の罪も大きいと思います。とにかく怠慢。厩舎関係者からは事務方への不満ばかり耳にしてきました。コースにトラクターが残ったままレースをおっ始めた醜態は競馬史に残る恥ですが、まだ「笠松は変わった障害競走やるんだな」と笑いごとで済まないこともない。競走馬が脱走して乗用車と事故を起こして死者が出た後も、また脱走を許す有様。

過去、阪上忠匡(川崎)が笠松所属だった頃、朝の調教時間、事務方の阿呆がカーステレオ大音量で車で乗りいれてきて、馬が怯えると抗議したら逆ギレされたようなことをどこかで記していたのをよく憶えています。

1月19日付朝日新聞朝刊の社会面に、「管理はザル」という見出しで、笠松の事務方がいかに怠慢かが報じられている。以下抜粋。

 

笠松競馬場を運営する岐阜県地方競馬組合は、岐阜県警の家宅捜索後の昨年9~10月に現役の騎手、調教師、厩務員計117人に面談。だが、違法な馬券購入は認められなかったと結論づけた。引退した4人に対しては「警察の捜査中」として事実確認もしなかった。

税務調査が入ったとの情報提供があった昨年10月中旬には、名指しされた現役調教師ら2人を再調査した。それでも「2人が『問題ない』と話したので、税務調査の理由や内容を詳しくは聞き取らなかった」と、事態を軽視し続けた。

(2021年1月19日朝日新聞朝刊より一部抜粋)

 

この記事の前には如何に事務方の管理が雑であったか「元調教師」の証言が紹介されています。ただこの「元調教師」—言わずもがなの尾島ですが、この記事に限らずあちこちで聞かれもしないのにベラベラ喋り過ぎて、逆に信憑性に疑いもある。とはいえ別の媒体では、聞き取り調査の中で、尾島ら4人以外に不正に手を染めている関係者がいるとの告発を受けても「ウチは警察ではない」とまともに取り合わなかったという記事も見られました。要は事をこれ以上大きくしたくない。過去の話として、なかったことにして、以降起さなければ問題ないというお役所仕事の隠蔽体質。自治体からの出向者が大半の事務方は、自分が競馬場にいる間は面倒事は表沙汰になって欲しくない。自分が去った後のことは知らないというスタンス。おそらく関係者の不正に薄々感付いていたのでしょうが、見て見ぬふり。それが長年続いて今回の大事に……ってデジャヴを感じる。そうだ、岐阜県庁の裏金事件だ。笠松を潰そうとしたが果たせず、知事引退後院政を目論んだ梶原拓を、政治的に葬った裏金事件と同じことを笠松の事務方がやって、それが笠松を再び廃止の瀬戸際に追い込んでいるというのは何とも皮肉。

事務方も責任の所在をはっきりさせ、上の方は揃って詰め腹を切ってもらう。減給なんて生ぬるい。法を犯してはいないから懲戒免職はないにしても、不正を放置した罪はたとえ法に触れなくても重い。諭旨退職。ただ、怠慢な事務方職員を一掃した後が問題。おそらく今の笠松町岐南町に火中の栗を拾おうという勇気ある職員がいるとは思えない。ばんえい競馬のように民間に業務委託するのが最善だとは思うのですが、手を挙げてくれる民間業者がいるかどうか。

 

笠松競馬、3月後半再開「待ったなし」 | 岐阜新聞Web (gifu-np.co.jp)

 

再選した古田肇知事は3月には再開したいと述べていましたが、3月になっても開催自粛は続き、「マーチカップ」もお流れ。実は岐阜県知事選、古田聖人笠松町長(知事と同姓だが血縁関係はなし)は対立候補を擁立した県議会の長老・猫田孝氏への義理から対立候補に加担。古田知事再選後、和解できたか何かしら報復が待っているのかはわかりませんが、この辺りの政治的背景は私の知るところにあらず。そもそも、広江前町長と違って、古田町長がどこまで笠松競馬を守ってくれるかは未知数だし、岐南町の動向も気になる。一般の競馬ファンが思っている以上に笠松競馬は存続の危機に立たされているのかもしれません。何より経営危機と違って、今回はファンの応援が期待できない。

だからこそ笠松競馬は「名馬・名手の里」という看板を一度は封印しなければならない。もうオグリキャップラブミーチャンもない。何もないドン底から出直さなければなりません。所属馬も当然少なからず移籍して笠松を去り、先日名古屋の「スプリングカップ」に出走した馬のうち何頭かは、笠松から名古屋の厩舎に移籍した馬でした。それにつけても「ライデンリーダー記念」勝ち馬も、加藤利の手綱にかかれば殿負けとは。笑うしかない。それはさておき、折角フルゲート12頭立てにしたのに、再開してもまともにレースが組めるかどうか。それでも、イチから出直すことに成功したなら、使えるあらゆる手段をもって応援は惜しみません。

あとこれは笠松ではなく名古屋競馬の話。笠松で騎乗できなかった関本玲花、池田敦、馬渕繁治を名古屋で騎乗させることはできなかったのか?関本に至っては遠く岩手から来たのに一度も騎乗できずに帰ることになった。名古屋はおそらく今年も女性騎手たちを集めた招待レースを開催するのだから、迎えてあげてもよかったのでは?関本も宮下瞳木之前葵と一緒にレースをしたかったでしょう。そういえば笠松は乗り手不足という事情があるにせよ期間限定で騎手をしばしば受け入れるのに、名古屋はそういった記憶がない。富村というのはそんなに閉鎖的なんですかね?