粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

いなくなったふたりの、騎手と選手について。

笠松競馬が9月8日から再開されるとのこと。本来なら待ち望んでいたことであり、歓迎すべきことなれど、水野翔のことについては笠松競馬は責任持って発表するべき。今のところはっきりしていることは、彼の名前がNARの公式HPからも笠松競馬の公式HPからもなくなっていること。NARのデータベースでは、引退騎手にも含まれていない。八百長で追われた連中でさえ引退騎手として扱われているのに。つまり「引退」したかどうかも定かではない。現時点では憶測混じりの怪情報まがいのものがネットの一部に流布しているだけ。はっきり言うが、瀧川某という騎手くずれの言うことなどまったく信用できない。無論、場合によっては公にできない事情もあるだろうから、詳細に説明しろとは言わない。私は、笠松競馬場の外の彼について知ろうとは思わない。

ただ、明らかに在籍していた水野翔という騎手がどうなったかは、ファンに説明する必要がある。生きているのかいないのか。後者なら、死因について触れなくてもいいから、せめて死亡による引退を発表して欲しい。笠松で騎手をしていたという足跡は残すべきだ。

間違っても

そんな人最初から存在しません」

みたいな態度だけはやめてもらいたい。

それやったら俺

笠松ファンやめるよマジで。

 

またも辛いニュースが飛び込んできた。競馬ではなくプロ野球中日ドラゴンズの木下雄介投手が急死。享年27歳。練習中に突然倒れて救急搬送、一ヶ月間の意識不明の末に亡くなった。遺族の方は死因については伏せて欲しいと要望されたそうだが、コロナワクチン接種から8日後ということもあり、あまり詳細に述べると因果関係の話になって悪い方向に脱線する虞があるからかもしれない。

20年ほど前までは野球ファンで、ナゴヤ球場ナゴヤドーム(現バンテリンドーム)にも結構足を運んでいた。ところが2000年代はじめの野球のストライキ問題と、渡辺恒雄の「たかが選手が」発言を機に、野球から遠ざかり、対照的に競馬に没頭するようになった。昨年春、今度は競馬熱が冷めてきたのに伴い、再度野球ファンとして主に実況ラジオを聴きはじめるようになった。

中日には木下拓哉という捕手もいて、表記は木下雄、木下拓となる。投げるのも木下なら、受けるのも木下という場面もあり、結構面白いと思ったものだ。それで出来の悪い私の頭にも、木下雄介という投手がいることがしっかりインプットされた。昨年シーズン後半に一軍登録され、18試合登板。0勝0敗1セーブ。球に力のある投手なので成長すればセットアッパーとしてリードしている6、7回や、ビハインドでも僅差で逆転の可能性ある試合で使えるのでは?と注目していた。今は日本ハムから移籍してきたベテランの谷元がその役割だが、彼の場合は、2アウトまで漕ぎつけたものの、先発が力尽きたもしくはセットアッパーが不調でランナーを溜めてしまったとき、「火消し」として打者一人だけに使われることが多い。できればもう一人、イニングのはじめから1回投げ切れる投手が欲しいと思ったのだが、その役割を期待された橋本や藤嶋が今ひとつ。木下雄は今年のオープン戦で右肩脱臼という大きな故障に見舞われ、それを知ったときは使える駒が減って痛いと思ったが、故障がなければ谷元とともに、競った試合を壊さない頼もしい壁になってくれたかもしれないし、今年不安定な福や祖父江に替わるセットアッパーとして、マルティネスが不在の間は8回木下雄、9回又吉というリレーもあったかもしれない。

故障もあって大学を1年で中退し、一度は野球の道を諦めかけたものの、四国アイアンリーグへ。そこから育成で中日に入団。彼が成功すれば、独立リーグの存在価値が更に高まることにも繋がった。

 

私は最近、結構人の死について敏感になっている。今年4月に逝去したトランペット奏者の数原晋。「必殺仕事人」の「仕事」をするときのテーマ曲が有名だが、私の中では80年代のJ-POPの中でトランペットといえばまず数原晋だった。3月に世を去ったときブログで触れたドラマーの村上秀一、6月に逝去したサックス奏者の土岐英史……そういう私が若いときに最前線で活躍し、ライブで興奮させてくれたミュージシャンたちの訃報に接したとき、死へと向かっていくベルトコンベアーのような時の流れを噛みしめざるを得ない。どうしても昔―私が若かった頃を振り返ってしまう。それは畢竟老いていく自分を直視することになり、別の意味でも辛くなるのだが。ベルトコンベアーだから順番であり、今はまだ存命である好きなミュージシャンたちも時を経る毎に何人かづつ世を去り、誰もいなくなった頃に、おそらく自分なんだな、と。ところが若い人の死は、ベルトコンベアーで自分よりずっと後ろにいる人が、突然いなくなってしまうのだ。感傷よりもその理不尽さにまず戸惑ってしまう。

改めて木下雄の生涯を追うと、水野翔と重なってしまう。水野は24歳。木下同様道程は決して順調だったとはいえない。2020年、八百長問題でトップジョッキーの佐藤友則が追放され、笠松のトップジョッキー候補として期待された。2021年、いよいよというときに八百長問題が拡大。

そこから先については、NARや笠松競馬、そして水野に言いたいことは山ほどあれど、先述したようにはっきりしたことは、現在水野が笠松競馬の騎手として存在していないということだけ。私が信用できる人脈からの情報はまだ何もなく、あるのはネットの、その中でもアングラなところで流布されている怪しい憶測ばかり。だからまだ何も記すことはできない。

もう一度だけ繰り返すが、水野翔という騎手が笠松競馬に存在していた事実を消し去るような真似だけは絶対にやめて欲しい。