粕本集呆の馬事放言

「粕本集呆の辛口一献」に替わるカスPこと粕本集呆の新ブログ。主に競馬関連中心ですが、ニコマス活動再開も企図しております。

藤田伸二と中田翔

昨日、仕事の帰りにファイザー製を一本キメてきました。

巷で言われる副反応ですが、一回目はやはり腕が痛かった。当日夜は痛いと言われれば痛いかも?くらいでしたが、翌日朝は痛みで目が覚めた。とはいえ鎮痛剤を飲まないと堪えられないというほどではなかったし、打った左腕をまともに動かせないわけではありませんでした(ただし動かすと結構痛い)。腕の痛み以外の副反応の可能性もゼロではないので今日は特別有休をもらったのですが、昼以降は徐々に痛みは薄れ、車の運転も普通にできるようになったので、夕方に眼鏡を新調しに眼鏡屋へ。問題は三週間後の二回目。まあ倦怠感は日常的なのですが。

 

バイオレンスベースボールプレイヤー中田翔の件。私は一昨年までプロ野球から離れていたし、このブログの常連さんたちがパ・リーグ派であるのに対しセ・リーグ派なので、中田という選手はよく知らない。ただ、この中田の一件で、藤田伸二元騎手を思い出しました。表に出た不祥事は2006年暮れのキャバクラでの従業員に対する暴力沙汰で、3か月の騎乗停止となりましたが、それ以外にも結構後輩たちを何だかんだとシメていた。ただ競馬ファンは「漢・藤田」とか「番長」とかいってそれも個性のひとつとして捉えていたところもあります。今思うに、これがよかったのか悪かったのか?藤田はキャラクターだと大目に見て、中田は許さないというのもおかしい。

ただ、日ハムの栗山監督はかなり責任を痛感していたようで、こうなることは予見できたということか。確かに暴力は許されませんが、中田の暴力沙汰の件は、悪意のない後輩いじり―相手がどう捉えているかは別だが―が度を過ぎて言い争いになった挙句の結果らしい。一回そうなっただけで無期限出場停止、タダで巨人に放出というのも考えづらい。要はこれまでも表に出たら騒がれるようなことが幾度となくあって、その度に栗山やフロントが握りつぶしていたが、今回の件でもういい加減庇い切れなくなったということでしょうか。

藤田が暴力事件を起こしたときは、まだSNSがまだ世の中に普及していなかった(ツイッターが始まったのが2006年3月らしい)し、悪名高いYAHOO!のニュースコメント欄も2008年くらいから始まったとか。「2ちゃんねる」では色々書かれたでしょうが、スポーツ新聞のこたつ記事で「2ちゃんねるで…」なんてことはなかった。藤田がやらかした当時に既に今のような環境があれば、永久追放とか何とか袋叩きに遭っていたでしょうな。私自身も、さすがに騎手免許剝奪はないにしろ、3か月は軽い気がしました。暴行の相手は競馬サークルとはまったく関係ない人だったし。ただ、ヤフコメ等で過激なコメントを書く人ほど、実は普段はあまりそのジャンルに関心や知識がない、ということが多い気がするのですが。笠松八百長問題は激しく責められて然るべきですが、「もう二度と買わない」とか「廃止しろ」と鼻息荒くコメントしている御仁に限って笠松競馬の騎手の名前をひとりも挙げることができず、実は中央競馬の馬券しか買ったことがないとか。

中田を擁護していた清原も現役時代、写真週刊誌に「おゥワイや!」「昼は三三振、夜は三冠王」(デーゲームの日?)とか無茶苦茶書かれていましたが、せいぜいゴシップ週刊誌(それに当人は結構面白がっていたらしい)。それに比べて中田は身から出た錆とはいえ、全方位からの集中砲火。些か不憫な気もしないではない。ネットなんか見なければいいという人もいるでしょうが、山籠もりか無人島生活でもしていなければ嫌でも耳に入ってきます。

ただ、永久追放とか過激な声がある一方で、やり直しの機会は与えるべきという声も多々あったし、私も一定期間謹慎すればそれでいいのではと思っていました。心を入れ替えれば野球ファンから迎え入れられるし、でなければそれまで。ところがそんな中田の立場を悪くしたのが移籍先の巨人。長嶋茂雄が応援すれば皆許してくれるだろうといわんばかりに、長嶋を東京ドームに連れてきて面会させ、それから即スタメンで使いはじめるあざとさ。西武の選手が同居家族以外の女性と長時間会った(「密会」と報じられているから不倫?)とかで「新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から定めている球団ルール」に反しているとして謹慎一ヶ月なのに、中田は移籍して長嶋に激励されれば禊は済んだみたいに実質上お咎めなし。300万円の寄付も巨人がやらせた「アリバイ作り」っぽい。穿った見方かもしれないけどタイミングが良くない。何よりコーチが元清原の子分の元木。中田を厳しく指導することができるのか?

気に入らないのは中田も含めて不祥事を起こしたアスリートは決まって、一生懸命スポーツに取り組んで結果を出すことが罪滅ぼしになるようなコメントを出していること。本人は当事者でなかったにせよ、JRA助成金不正受給問題での武豊のコメントもそうでした。

―今後も騎手一丸となって競馬でのベストパフォーマンスをファンの皆様にご提供できるよう日々努めてまいります。引き続き中央競馬をご声援くださるよう心からお願い申し上げます。

それは不祥事以前に当然のことだろう。

例えばボランティア活動等、反省を示す方法はある。公式HPで「新生笠松競馬」を謳っている笠松競馬もそう。再発防止は当たり前、というかそれ以前の問題。「新生」と冠するからにはただ開催するだけではなく、迷惑をかけた地域に贖罪の気持ちを込めて何かできないか真剣に考えてはどうか。地域から突き放されたら競馬場は成り立たないのだから。